奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

【築120年の古民家を、高齢の父と息子2人が一緒に改修する家】完成内覧

 
築120年の古民家を、高齢の父と息子2人が一緒に改修する家,
この記事を書いている人 - WRITER -
築120年の古民家を、高齢の父と息子2人が一緒に改修する家,
nanomachi.co.ltd

こちらの住まいの南面にある庭は、住まい手さんの手で手入れされた
とても綺麗な庭があり、ここを室内から気持ちよく眺めるという目的でも
ありました。

通り土間+4間取り和室+奥の増築部、そして通り土間(奥の土間は旺盛間へ)、
土間を挟んで台所と洋室という構成されていたこの住まい。
今回は4間取りの和室と通り土間、奥の増築部がリフォームの対象区域と
なります。

設計の主旨は、
4間取りの和室をLDKとして使いたい。(新たにキッチンを設ける)
南の庭を眺めて愉しむ事
通り土間を復活して展示スペースとしても使いたい。
仏間はそのまま
今回の改修部分に浴室・洗面室を新たに設ける
暑さ寒さの対策(高気密・高断熱化)
耐震性の向上

これらを目的に計画・改修を行った。

築120年の古民家を、高齢の父と息子2人が一緒に改修する家,
正面玄関

玄関周りは、正面玄関ドアと通り土間奥の勝手口ドアを交換しています。

玄関ドアを入ると通り土間が復帰されることで、古民家本来の味わいが
出た感じがします。

玄関
玄関

以前は奥に応接間がありましたが、これを撤去して裏手へと通り抜ける事が
出来るようになりました。 勝手口も玄関同様、ヒノキで制作しています。
また、キッチンへは奥に出入り口を設けていますので、ここからは来客、
奥は家人の出入りと分けています。

奥の台所への出入り口
左が台所への出入り口
台所への出入り口
この先が台所です。

玄関から入りますと、手前の空間は洋室にしています。
但し、古民家テイストは残しました。

台所より
台所、調理カウンターより

奥の和室はそのままとし、床下地のやり替え、漆喰、畳等のやり替えが主となります。
LDKと和室の間の建て具は取り外してオープンにしています。
普通だと冬はとても寒いと思いますが、今回は対策済です。

キッチン

キッチン周りです。
システムキッチンは規格品を採用しています。
換気フードは天井高さが確保できず、特殊な換気扇を採用しました。
左手は、ダイニングカウンター一体の調理台です。
ゴミ箱スペースや収納棚などありますが、この日は物がいっぱい・・・

奥への通路があります。
バックヤードなのでここから洗面所や仏間、お手洗いへと繋がっています。
各部屋への建具は、以前からあった舞良戸を再利用しました。
あの黒い木建は味わいありますから。

お手洗い
お手洗い

お手洗いも以前の場所に創り直しました。
広さも以前のものより1.5倍はあると思います。
手すりも完備しています。

仏間
3畳の仏間

あの以前は傾いていた仏間です。
現在は全てやり替えて美しくなりました。
この写真は仏間の反対側になります。 間接光だけで構成していて
足元に和紙の和風スタンドを置く計画です。

最後に仏間です。
最初に写真をあげていますが、引き込み障子も設えました。

和室

いつもの吉村障子です。
とっても綺麗ですね。
漆喰を塗り替えましたが、やはり白壁は美しいです。

柱の傾斜を修正し、床を全面やり替え、建て具を補修して障子を
入れると別空間になるのは不思議ですね。
赤い敷居も以前のものを再利用しています。
やはり古いものは再利用すると美しく映えますね。

あ、それと庭廻りですが、以前ありました幅の狭い縁側は撤去しました。
後日、二期工事として広い縁側を造る予定です。

縁側廻り

傷んだ柱も替えるとスッキリしましたね。
2019.10

浅野勝義/奈の町

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です