浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が住宅設計30年100件以上のスキルや経験を、建築や不動産、資金計画など発信しています。バイヤーズエージェントとしても活躍中!

可動家具で子供室をフレキシブルに分割する。

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2009年完成の、『密集地に建つ光と緑の優しい家』の住まい手さんから こんなご相談がありました。
(この住まいの紹介ページは、奈の町のHP こちら にご紹介しています。)

nanomachi.co.ltd

「子供達もあれから大きくなったので、当初の予定通り子供室を区切りたいと思うので お願い出来ますか?」

この住まいを計画した当時は子供さんも小さくて、まだ独立した子供室は 必要ないと考えたので、
2階に家族で使えるフリースペースとして広い洋室を 1室作っておきました。
個室になるまでは子供たちの遊び場になれば良いなと考えて。

実際、将来独立した子供室として分割の出来る様、広い洋室を取って置き、 必要となった時期に分割して、
子供たちが独立後はまた元のフリールームへ 戻す目的で作った住まいは数多くあります。

そして実際に分割したケースも最近では出てきています。
今回もそのケースの一つになります。

さて、そのフリースペースです。
これは完成当時のものです。

nanomachi.co.ltd

現在も殆どそのまま。

nanomachi.co.ltd

住まい手さんの要望は、
1.可動家具を組み合わせてパーティションとし部屋を分割する。
2.上部は勾配天井で、壁を造るには無理があるのでオープンで構わない。
3.その他現在の住まいの中で使用に問題のある部分の修繕。
(例えば玄関ドアのパッキンや便所ドアの隙間等)

可動家具は両方のスペースからそれぞれがクローゼットとして使えるもので、
将来その家具ごと別々に取り外して移動も出来るようにしています。

改修後の写真

nanomachi.co.ltd

nanomachi.co.ltd

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正面の家具、2台が前後ろの状態で取り付けられており、それぞれのクローゼットになっています。
家具の中は棚とハンガーパイプが固定されています。
窓際には作り付けの本棚も取り付けました。(もちろんこれも後日撤去可能)

パーティションの家具は、壁と床、そして隣同士の家具としっかり緊結されて いて、
万一の地震などで転倒しない様にしっかりと固定しています。

住まいは時間の経過によって家族の暮らしも変わります。
それとともに住いの使い方も変えればよい。

要は、当初からそれらを組み込んで設計しておけば良いのですね。

浅野勝義/奈の町

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