奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

土間にある縁台

 
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80年の時間を守る家

台風の後、朝晩寒くないですか?
寒いですよね~
で、朝起きると布団をかぶってますよね。
気温の変化で風邪などひかれないように気をつけてください。
さて、
今回は通り抜け土間にある 座敷に上がる前に上る台、縁台の改修工事に掛かり
始めましたので現場の様子はこれをお話します。
それにしても古民家の木部の色はいい色をしていますよね。
弁柄だったり、ヌカだったり、煤だったりで黒っぽいなんとも言えない色合いが
これまた時代を感じさせてくれて綺麗です。
ここの住まいもそうなんです。
玄関前にある土間の縁台は一般的な幅なのですが、奥にある縁台の奥行きは
1間ほどもある広い縁台なのです。



(ちょっとピンボケ・・・)

カマチをよく見ると・・・
虫食いの穴がいっぱい開いているんですね。




以前ここにコンロ台なんかがあったそうで、気がついたら穴、穴、穴が、、、。
その範囲は端部から2mほどあります。



で、リフォームするんですが、その方法はどうするか・・・ですよね。


設計の時点では、カマチはある程度表面を削って虫穴の少ないところまで
いってみる。 
目立たないところでまとめようと決めました。
寸法が多少小さくなっても縁台下を調整すると言うことで決めました。
ただし、床板は多少問題があります。
その理由は、地松の一枚板で、幅9寸、長さ4mの板が張られています。
地松で9寸幅、6寸厚の板はちょいと手に入り難いですよね。
そこで施工会社さんは奈良の社寺なんかを主にされている会社ですので、
傷んだ部分を樹脂か何かで埋め処理して頂くか、板材で埋木補修して
いただこうかと思っておりました。
まず、縁台の撤去から始まります。
カマチを外して床板、根太、束を撤去するとこの通り。




広い土の部分が出てきました。
次は取り外したカマチを削ります。
穴が見えにくくなるまでは、3分(1cm程度)は削らないと無理だろうと思っています
ので、思い切りよく削り始めます。。
もちろんカマチの捻っている部分も修正を掛けます。

削り始めました。



表面を少し削ったところ




まだまた虫の穴がいっぱいありますね。
さあ、仕上がりはどの様になりますやら、
後日仕上がった様子をお知らせ致しますね。

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