浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が住宅設計30年100件以上のスキルや経験を、建築や不動産、資金計画など発信しています。バイヤーズエージェントとしても活躍中!

地盤改良を行いました

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子供たちの成長を見守る家

週明け早々、現場着工に掛かりました。
まず始めに地盤の改良から。
この住まいは杭工事を行います。
地盤調査の結果、現在の地表から4M程度で地耐力20(N値)を
確保できる層がありました。
ご近所で建てた際はもっと深い杭を打ちましたが、今回は少し
浅い地点で出てきましたので、この層を支持層とし、ここへ杭を
打つことで建物を支持します。
杭の長さは4M、杭の種類は改良杭。
改良杭というのは鋼管の様な金属ではなく、簡単に言えば
コンクリートの柱のようなもの。
コンクリートの柱を約2m置きに多数打ち込み、その上に建物の
基礎を乗せるのです。
大きな地震の際、周りが沈下したり液状化しても、建物は
しっかり自立しているための地盤強化の方法です。




写真を多めに簡単に説明してみたいと思います。


現地は住宅分譲を目的として、畑に造成を行って道路面と
均一になるまで盛土をしています。
オーガーで表層1.5m程度を掻き出すと、表層部は茶色の
砂質混じり土ですが、1mを越えた辺りから粘土質系の黒い
土に変わります。

表等の土



黒い粘土の土




オーガーで掘ると地層が分かります



1M少しで地下水が出てきます。
周りの田畑の水位に合っているのでしょう


杭の先端部




重機の先端に回転モーターが取り付けられており、ここに
先端部との間に繋ぎの管を取り付けます。



先端からの長さを確認します。
スケールの一番上から先端まで、4Mあることが確認できます。



グリグリと掘り進み、4M地点に到達するとその先端から
固化剤を注入します。
写真では地表に溢れてきているのが見えますね。



4Mの上端部分までしっかり入っています。
これから固化剤を出しながら引き揚げてゆきます。



天端の高さは基礎の深さと連動していますので、精密に
レベルで確認してからコテで平らに仕上げます。



完了すると杭の番号をスプレーで表記して完了。



固化材(セメント)を送り出すポンプ機も一緒にご紹介します。
ベージュ大きなの袋が固化材ですね。 吊り上げて裏側にカッターで
切り込みを入れて上からホッパに落とします。
ちなみにこの袋一つで1トンあります。 



固化材の使用量は、m3辺り300kg
水セメント比は70%
袋の中身も写真を撮りました



今回は写真ばかりでしたね。

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