奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

外壁仕上げのレシピ?

 
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実家の山の木を使って建てた家

先週の日曜日、庭に植える植樹を住まい手さんと一緒に見に出掛け
ましたところ、玄関前に植えるメインツリー(シラカシ)のよいものが
見つかりました。
庭が広いので他の樹も色々と選びましたので、植えて頂いた様子が
楽しみです。
で、表題にあった”外壁仕上げのレシピ”ですよね。
最近の外壁の仕上げは、”色モルタル掻き落とし”とする事が
多くなりました。
やはりあの風合いを実際に見てみると、光の当たり方で
表情が変わる味わい深い仕上げが好きなのです。
今回は”色モルタル”にもレシピがあることをご紹介しますね。
一般には白色セメントに着色するための”色粉”があります。
ここから好きな色を選択して、ミキサーでモルタルを練る際に
色粉を一定量混ぜると出来上がり。
にも拘らず、わざわざ “レシピ” とはなんぞや?
何か特別な作り方があるのか?
ええ、実はあります。 
これがそのレシピ


パーフェクチンというのがいわゆる色粉ですね。
違う番号を混ぜている・・・
しかも混ぜる量が細かく指示されている…
他にもなにか混ぜているのも分かります。
もちろん詳しくは私にも分かりません。
これらを混ぜたものがこれです。

この混合された色粉と写真のリシンセメントを混ぜます。
(もちろん配合比率も不明)

大きな二つの鍋を行ったり来たりして移動して混ぜる。

そして撹拌機を使って混ぜる…混ぜる…

出来あがった混合セメントを袋に詰めて、混ぜる…

この作業を繰り返して混合セメントをストックしておき、
モルタルを練る際にそのまま砂などと混ぜて作ったものを外壁に塗る。
水が引き始めた頃に表面を掻いて落とす。
その掻き方も方向があるようだ。
見る角度で流れや方向性のあるものやないものを表現する。
ちなみにこの砂を混ぜる際も、同じサイズの砂を使わない。
風合いを出すために砂のサイズも意識してミックスするのだとか。
だから同じような色だとしても表情がその家ごとに異なるんです。
まさに世に一軒しかないオリジナルなんだろう。
この仕事をそばで見ているだけで、同じものづくりをしている
人間として、そのこだわりと手間に脱帽してしまう。
その風合いは見学会にでも見て下さい。
意識してみればその違いは誰にでも分かります。
ちなみにこんな事するのはこの左官屋さんだけ。
どの左官屋さんもされると思って話すと、叱られてしまうかも
しれませんのでご注意を。
PS
7月と8月の完成見学会の募集は終了しました。
有難うございました。

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