浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が住宅設計30年100件以上のスキルや経験を、建築や不動産、資金計画など発信しています。バイヤーズエージェントとしても活躍中!

“密集地に建つ光と緑の優しい家” 完成お披露目1

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“斑鳩町の家”が完成いたしました。

と言いましても外構はもう一息なのですが・・・
内部に限ってなのですが、公開の出来る範囲で
御紹介したいと思います。

現場の用途地域は、近隣商業地域と言いまして
かなり建物が建て混んでいても構わない場所に
指定されている区域です。
その中でも現地は、いくばくかの隙間をもつ
空域があったので、そこから入るお日様の光と
風の通り道、視線の抜ける場所を現地に立って
じっくりと捜し出し、計画を行いました。

現地の様子(2008.6)



ではご紹介いたします。


まず、住まい手さんのこだわりは、
1,お日様の光がたっぷり入ること
2.風が十分通り抜けること
3.夏涼しくて、冬暖かい
4.使いやすい生活導線
5.すっきりとした内装
6.リビングからの中庭と緑
7.行事の出来る和室
8.周り(車の音など)の音が聞こえないこと
9.広く明るいベランダ
10.十分な収納 などでしょうか

まず、リビングから。
少し天井の高くしている部分に、南向きの大型FIXを
取り付けました。

やみくもに南へ大きな開口を設けると、日差しが
暑すぎて辛い窓になってしまいます。
上には大きな庇を設け、日差しの低くなる冬至付近に
室内の奥深くまで入る様に庇の深さを計算しています。

一階部の南側に窓がない理由は、取り付けると真正面に
裏のお宅の勝手口が見えますので壁にしました。
結構この壁があることで、空間的に落ち着きます。



午後のお昼時には中庭から見える木の葉がさらさらと
揺れていて、葉の影が和室の畳に映ります。
この写真では中庭に大工さんが木塀を制作組み立てを
してくれているところです。 完成が楽しみですね。



中庭のトネリコ。基礎の段階で植樹しました。
木の葉が夏の暑さを和らげてくれることでしょう。



リビングに入ってきた風は、家の中を通り抜け、
一部は玄関のトップライトへから通り抜けてゆきます。
もちろん、トップライトは可動しますので、玄関ドアは
閉めたままでも大丈夫。

そう、このお宅でも”げた箱内ポスト”は採用しています。
雨の日や寒い日は、外に出ることできませんものね。



コーナー窓。
防火の関係でアルミサッシを使いましたが、コーナー部は
やさしい感じに仕上げました。



次回は夜のシーンでもしましょうか。
夜もいい雰囲気ですよ。

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