浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が30年100件以上のスキルや経験を、住まいの選択でお悩みの方へ、建築や不動産、資金計画など幅広く発信しているblogです。

“両親の家” 完成内覧3

浅野勝義
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2010年、
あけましておめでとうございます。
今年も皆さんに良いことが雪崩の如く起きますように。
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新年第一回目ですが、昨年の12月までご紹介しておりました
「両親の家」ご紹介の続きで、今回が最終回となります。
今回は設計の[小さなこだわり]を少しご紹介したいと
思います。(私のこだわりも)
まず初めに、やっぱり山桜の大黒柱でしょうか。
この住まいのメインイメージになってますからね。
材木屋さんで3Mの真直ぐな山桜を以前から見つけて
おり、この住まいでこのこを採用しました。
製材して7寸(21cm角)、色合いも美しい。


玄関周り



玄関はナチュラルイメージで纏めています。
花や人形を飾るスペースとして、下駄箱の上を一部
空けています。
鏡の設置は、奥行き感が出るとのことでお母さん
からのリクエスト。
玄関とホールの段差は15cmとし、靴などを履く為の
腰かけとしてベンチを作りました。
二間続きの和室間に入る建具の鴨居



二間を飛ばす鴨居(建具の上枠)は区間が広いので
どうしても弛みがちになりますので大きな材料を
架けることが多くなります。
見ために重く感じられるものを軽快に見せるために
上部でハンチにカットしています。
私がよく使う手法ですが、厚い材料をそのまま見せる
のではなく、厚い材料なんだけど軽快に見せるために
見かけを薄く細工します。
押し入れの中



奈の町の押し入れの中はずっと一緒でどの住まいも同じ仕様。
板は杉を使います。 壁は調湿できるボード張りで終わり。
杉を使うのは押し入れの中で調湿と呼吸してほしいから。
それだけ。
押し入れに限らずクローゼットも同様の仕様です。
押し入れの中は室内より温度が低くなりやすい空間で、
どうしても結露が起こりやすい状態になります。
ですので出来るだけ呼吸できる素材が必要なのです。
床の間





落とし掛けは、両面ともはっかけで。
床天井に杉板、掛け軸用の無双四分一の代わりに
織部板を取り付けました。
床柱は末口120径の寂(さび)丸太を持ってきました。
隣は広い仏間となっています。
床を略式にしようと意識して軽快に仕上げました。
奈の町オリジナルのディテールは、その他色々あり
ますが、この位にして内覧会を終わりたいと思います。
ご参加頂いた方、このブログを見て頂いた方、
ありがとうございました。

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