奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

“実家の山の木を使って建てた家” 完成内覧3

 
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実家の山の木を使って建てた家

今回で完成内覧の3回目。
最終回になります。
さて前回の話の続きですね。
キッチン奥の家事室(奥さんのスペース)の紹介の前に
リビング横にある和室をご紹介します。



大きく開放できる開口と、コーナーにある大黒柱が特徴ですね。
この大黒柱は今回十津川から切り出してきた一番大きなヒノキの
元玉になります。
部屋のイメージは、
“大きな柱を中心に両サイドへ建具が開く・・・”
そんな感じでしょうか。


敷居と畳の間にある床板の一枚板、天井の杉板、濡れ縁の板は
全て十津川から持ち込んだもの。
美しい素材の杉ヒノキ達でした。
持ち込んだ丸太をどのように加工し、どこに使うのか。
無駄に使わないようにするため、使いたいものから順番を決め、
その目的に沿って製材していただきました。
相手は生きている木ですから思うように行かないこともあります。
例えば
大きな一枚板として考えて製材していたものが、いざ乾燥してみると、
反ってしまって使えなくなりました。仕方が無いので濡れ縁に使うことに
なったり、使う当ての無い杉の一枚板が急に使うこととなったり。
実際面倒と言うより、楽しいことばかりでした。
障子を閉めてもやさしい空間になりました。



濡れ縁からの感じです



さて、家事室でしたね。
家事室はキッチンと洗面所、そして洗濯物干し場との中心に設置しました。
この場所は家事の中心でありながら、そこに奥さんの一人でつろげる空間
にしたいと考えたもの。
実際、完成すると住まい手さんは、
「この家で勉強するのに一番いい場所かも・・・?」
だそうで。
実際に立ってみると、日差しも柔らかく風も通り抜ける場所でした。
隣の洗面所ですが、天板をタイルで作ってみました。
結構かわいらしくてイイ感じです。



通り抜けの様子



手前が洗面室、中が家事室、その奥の扉の向こうが洗濯物干し場
2階に上がりますと・・・
吹き抜けのホールですね



廊下の一部は工事中にブログで書きました、化粧根太を
使いました。
ここに座ると、下から通り抜けてゆく風が気持ちよくて…
一度でも昼寝がしたい!
絶対そんな気持ちになりますよ。
子供室です。



今は全開放していますが、3枚の扉で閉めることができます。
当面は遊び場として開放する予定。
子供たちの成長に合わせて部屋の形状を変えることが出来ます。
その際2室に分割することを当初から考えてられています。
その際はまず間仕切りを作り(ちゃんと下地が入っています)、
3枚の建具の内2枚を使って建具の配置を変えると、
両引き戸の2室が出来上がります。
収納は、2階にタンスと洋服、大容量のバスケット収納があり、
室内に置く家具は無いようにしています。
当然ですが、まだまだ入る屋根裏収納もあります。
まだまだご紹介したいところは沢山ありますが、この辺りで終了したいと
思います。
完成後の住まいの様子は、奈の町のHPにてご紹介致しますね。
近日アップしますのでお楽しみに。
住まい手のMさん、ありがとうございました。

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