奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

床下がヘロヘロ?

 
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80年の時間を守る家

以前から床がフニャフニャしていることが気になっていたところ。
タンスはおもいっきり前に倒れているし、子供たちが走り回ると床がフワフワと
踊ってしまう。
これはなぁ・・・
と思っていた部分の床板を外しました。




丸太の大引きの上に、60㎜径にも満たない半割の根太がひょろりと掛かっています。
この上は頼りなくて歩くことなど危なくて無理。
ピッチも50CMほどありましたのでピッチが飛びすぎで使えないと判断しました。
交換です。


束、大引き、根太ともやり変えました。
根太のピッチも間隔が小さくて今度は安心して歩くことが出来ます。
杉の板が敷きこまれていますが、これは仮敷きで、この間に断熱材を敷きこむ
事になりました。







床の下地を全てやりかえることになってしまったのですが、いろいろな部分で
沈んでいるので床下地の高さは全て違っています。
今回やり変えた床の下地と、隣の部屋の床下地部分を写真に撮りましたが、
1cmほど段差がついています。



結局全ての部屋の下地からやり直すこととなってしまいました。
そうそう、柱も高低差が30ミリほどあり、建具が変形しながら動いている。
いや、動かない建具もあります。
今回、ジャッキアップでこの高低差も最小限まで調整することが出来ました。
水平へ戻すことで、動かなかった建具が動くこともあれば、ピッタリくっついていた
建具が隙間が出るようになってしまいます。(いい意味で)
和室四間の中央部の柱については柱脚の動きを安定化するために、束石の
周りを鉄筋コンクリートで固めて底面積を増やすことと、コンクリート天端を
水平にしてそこへ柱を乗せる事で、垂直荷重の過重負担を減らし、沈下の
防止に役立つようにしました。
敷居はかなり傷んでいて、反ったり捻っていたりしています。
再利用出来るものは修正の後再び組み込みますが、出来ないものはヒノキへ
交換します。
取り外した敷居の中に2本、南洋桜(二ヤトー)がありました。
写真の敷居の中で小口の赤いものがそれ



硬木のため、周りの松と比べて敷居の溝の減り方が全く違います。
この桜材はきれいにして再び敷居として戻す予定です。
外部はすっかり中庭が明るくなっていました。

以前



2月20日



現在




重機が入り、基礎から全て撤去されており、広くなったここから夜は星も見えると
お聞きしました。
私は昼間しかいませんが、ホントに明るくなりましたし、広々としています。
まだまだ現場は色々ありますが、今回はこの辺りで。
続きはまた。

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