春日大社

春日大社
春日大社


■ 住所 奈良市春日野町160
■ 祭神 武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神
■ 創建 神護景雲2年(768)年
■ 電話 0742-22-7788
■ 参拝時間 大宮参拝は7:00~17:00(季節により変動あり)
■ 有(有料)
■ 拝観料 境内の参拝は自由。宝物殿・万葉植物園は有料
■ アクセス 近鉄奈良駅から徒歩約25分、「春日大社本殿」バス停すぐ
全国にある春日神社の総本社が、この春日大社です。
また、藤原氏の関係が深く、氏寺である興福寺とともに深いつながりを もつ関係にあります。 現在にも『おん祭』に見ることができます。
春日大社は平城京の東、御蓋山(みかさやま)の西におられ、本殿は4棟・ 4柱が祀られています。
第一殿は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)
第二殿は、経津主命(ふつぬしのみこと)
第三殿は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)
第四殿は比売神(ひめがみ) の4柱(東から)です。
第一殿の武甕槌命は関東の鹿島神宮、第二殿の経津主命は同じく香取神宮の 祭神で、大国主命に国譲りを説得された神として、また水の神としての性格も 持っておられます。(鹿島神宮は中臣氏後の藤原氏の出身地と言われています)
第三殿の天児屋根命と第四殿の比売神は、大阪にある枚方の夫婦神です。 天の岩戸に籠られ天照大神にお出ましを願うため、お祭りを行った神とされています。
ちなみに境内の広さは、約32万坪(約100ha)と言われており、その範囲は 標高295mの御蓋山全域の山林部と、社頭から西方、飛火野(とぶひの) 一帯の芝原、若宮おん祭の御旅所(おたびしょ)から一の鳥居に至る参道の 地帯を含む平野部とのこと。
一の鳥居から南門までの参道は、昼間であっても木々の為もあって少し 暗さとともに、神聖な雰囲気が感じられます。
参道両脇には灯籠が並んでおり、現在2000基とも言われています。
春日大社
時より灯篭の隙間から鹿と出会う事があるのもこの奈良公園ならでは。
春日大社と言わず、奈良公園内では普通に鹿がいます。
奈良公園の鹿は、祭神である武甕槌命が鹿島より白い鹿に乗り、御蓋山に 影向されてから奈良の鹿を神聖化し、保護されてきました。
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南門 二之鳥居を過ぎると左手に回廊が現れます。
本殿に伺う際、この回廊にある朱塗りの門が南門です。
三間二戸の桧皮葺き入母屋造りの楼門で、1179年につくられたもの。 重要文化財に指定されています。
中門春日大社



平安時代のもので、高くそびえているたてもの。
左右に「御廊」と呼ばれる回廊があり、その回廊に沿って多くの灯籠が 吊り下げられています。

春日大社

 

春日大社



節分と8月の中元万灯籠の際にはこの万灯籠に灯が灯り、辺りは幽玄な 雰囲気に包まれます。

春日大社
 

春日大社

 

 

 

春日大社
 



大杉 樹齢800年とも言われ、南門を入ると正面に聳え立っています。


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右手(拝殿奥)には樹齢700年とも言われる大イチョウも見えます。
春日大社
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  砂ずりの藤
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樹齢700年とも言われており、砂ずりとは花房が地面の砂にすれるほど 長いと言う事からその呼び名があるのだとか。
五月には美しい藤を見ることができます。
春日大社

この写真は嫁からの借り物です

本殿 中門の奥、御廊に囲まれた中に4棟の御本殿があります。

建築物としては、いわゆる春日造りがこれであり、本殿は国宝指定。
檜皮葺きで、一間の切妻造りで正面に向拝を設け曲線を描く屋根と、 あでやかな朱塗りが特徴。
本殿は宝庫横から千木を伺う事は出来ますが、直接正面から見ることは 出来ません。
また、平安の頃より、二十年という式年で建て替えが行われてきましたが、 江戸時代末期文久三年の造替を最後に、破損に応じて修理が行われています。
春日大社


西回廊と内侍殿、直会殿の間にもたくさんの灯籠があります。
灯がともるとこの様に。
春日大社

 
春日大社

若宮神社(重要文化財) 南門から南へ100m程行くと、春日大社の摂社である若宮があります。
「若宮」の御祭神は、天押雲根命(あめのおしくものねのみこと)で、 1135年に藤原摂政関白家より社殿が造られ、その翌年から「おん祭」 が始まったと言われています。
本殿は大宮の四棟の神殿と同規模の春日造。
若宮
若宮
若宮参道より
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春日大社


’08/’09
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