玄関戸の引手を再生

今回は、事務所の玄関ドアについている引手の話です。

取り付けてから4年を過ぎ、表面も色がかなり退色して白っぽくなって
きています。
この材料は無垢のウォルナットから削り出したもので、奈の町の家では
度の家も木製ドアと同様の引手を取り付けています。

退色して白っぽいのは、時間が経てばどの家も多かれ少なかれ
似たような状態だと思います。
でも、白っぽいからと言って木が腐っている訳ではありません。

そこで、このドアの引手を綺麗に元に戻す事にしました。
奈の町の住まい手さんも、ぜひ参考にしてください。

ちなみにプロでなくとも全然問題ありません。
是非、ご自身でされるのをお勧めします。


奈の町事務所
ペーパーをかけ始めました。

現状の写真を撮り忘れてしまいました。
まずはペーパー掛けから始めます。

実際は表面を綺麗にふき取って、引手の取り付け根元部分からドア本体に
養生テープを貼っておくことをお勧めします。
そうしないとどあ本体もペーパーを掛けてしまう事になりますから。
(私は養生テープを貼り忘れています)

サンドペーパーですが、私は400番てのものを使いました。
きちんとするなら、もう少し粗目から順に細かくすると更にツルツルになると
思います。 結果的に400番でもそれなりに綺麗に上がります。

広葉樹ですのでペーパーを掛けると白く粉が吹いた様になってきますので
全体が白くなるまでしっかりと掛けてください。
注意点は、木目の方向にペーパーを掛けるようにするとツルツルになります。

それと、木端にペーパーを巻いて擦ると早く作業が進みます。
仕上は手で引手の形状に合わせて仕上げます。

奈の町事務所
全体が白い粉を吹いた様になりました。

この粉を綺麗にふき取ります。
私は軍手で拭いています(仕事が雑です・・・)

奈の町事務所
ふき取ると表面がつツルツルしています

手で触るとツルツルしているのを確認すれば、これから塗装を掛けます。

あくまで自分でメンテ(いつでも自分で塗り増し可能)出来る事と、直接雨が
掛からない場所であることから、ウレタン系の塗料は使わずに、木に優しい
浸透性の塗料を使います。

ご存知、キヌカですね。

奈の町事務所
ご存知、キヌカです。

ティッシュか綿の生地に塗料を含ませて、擦り込むように塗るのがコツです。
床を塗る時と同じ要領です。
べったり塗るのはNGですから注意してください。

奈の町事務所
塗ると色が変わります

塗り込むたびに深い色になって行きます。

これ、ぜひ体験してください。

奈の町事務所
塗り終えた全体の雰囲気。

ウォルナット本来の色になりました。

当初はこんな色だったのですね。

奈の町事務所
アップで見ました

左側が室内、ドアを挟んで右側がメンテ済の引手。
室内側の引手と色合いもピッタリ合いました。

奈の町事務所
色合いがぴったり合っています。

今回はメンテナンスの回になりました。

可能ならこんな感じで、奈の町の家に使われている自然素材の
メンテについて紹介してゆきたいと思います。

お楽しみに。

浅野勝義/奈の町


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