奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

現場の様子(リフォーム)

 
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薪ストーブを囲んでゆっくり暮らす家




少し寒さも残る現場の空に、クリクリっと巻かれた
ソフトクリームの様な雲が浮かんでいます。
現場は一期工事が終盤に差し掛かっています。
リフォーム工事にありがちですが、床を捲って調べてみて分かった
事がありました。
それは・・・30年程前に出たという白蟻被害が原因です。


リフォーム中の現場は2階子供室が大方完成に近づきました。
写真はクロス下地の様子ですが、大きなガラス建具に取り
着けるインナーサッシの枠も完了し、多少動きにくくなった
建具も調整されてある程度動くようになっています。




従前は開口(窓)の幅が広い(原因は他にもありますが)ことも
あって、窓まぐさ中央付近が下がっており、その下がり方が
大きいので建具がつかえて動かない状態にありました。
まぐさの垂れは直せないのですが、レールと建具を調整して
頂きましたので動きます。しかし端部と中央部との差が
10mm以上あるので外れないかと心配もありました。
内部にはインナーサッシが取り付けられています。



とりあえずはこれで隙間からの雨対策と、冬の寒さからはかなり
開放されることでしょうね。
さて、
1階廊下で少しばかり問題が、、、
写真の右側の壁を耐震壁として補強する予定範囲で、土台を露出
するために床を切り取ったところ・・・土台の一部が白蟻にやられて
スカスカ状態になっています。



住まい手さんにお聞きすると、30年?ほど前に白蟻が発生した
のだとか。今はいないので構造上影響が無いのならそのままに
しておいてもよいのですが。
確かに一部見える範囲の土台の表面はスカスカです。
このままでは耐力壁としては機能しないこともあって、半分でも
切り取って土台補修とともに耐震壁を作ろうということに決め
ました。
床板をはがして根太ごとやり替えを決めると、早速先日吹いた
ばかりの断熱材を撤去、そして根太も撤去し始めました。



撤去した断熱材。(勿体無い)



土台はかなりの範囲で食われているが、ノミではつる等すると
何とか半分ほど実が残っているので大丈夫だろうと思われるので、
ここで私は帰りました。



翌日、監督さんから電話が・・・
「調べてみると通し柱の下がほぼダメになっている状態です」
との事。
やっぱりそうだったか…
これは構造上問題があると判断し、緊急工事として工務店さんに
見積もりをお願いすることと同時に、その4m程の土台を入れ替える
事を住まい手さんに薦めました。
価格も良心的な事もあり、即決。
実は現場で監督さんとこの壁の裏面にクラックが入っていたことを
話し合っていて、原因はなんだろうと言っていたのです。
この原因が柱の沈下もあるだろうと感じました。
土台が無くなっていたので柱が沈み、2階の床も一部下がっていたの
かもしれません。 緊急修理です。
捲って調べてみて結果オーライでした。
このまま蓋をしてしまってはリフォームした値打ちがありませんからね。

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