浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が住宅設計30年100件以上のスキルや経験を、建築や不動産、資金計画など発信しています。バイヤーズエージェントとしても活躍中!

現場監理(リフォーム/2)

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薪ストーブを囲んでゆっくり暮らす家

骨組みを露出させていた前回から、今回は耐震補強と断熱、
そして床高さの調節に掛かります。
まずは断熱から。
今回はアイシネンという発泡系の断熱材を採用しました。
吹きつけるとその体積は、100倍に膨らむことで断熱効果を
期待できることと、その発泡材の素材に注目しました。
この素材の99%は空気なんです。そして残りの1%の中に
有害物質が含まれていないと言うことでしょうか。
もう一つ、燃えないこともポイントでした。
写真は1階の床下に吹いた断熱材。布団のような厚さです




今回はリフォームですからウレタン系の発泡断熱材は臭くて
住んでいる人に害を与えてしまうと考え、グラスウールを
メインに考えていましたが、この断熱材があることを知り、
性能や科学実験結果表を出して頂いて採用に至りました。
実際、吹き付け後に現場に伺っても、全く吹きつけ系の持つ
独特の異臭は全く感じられません。
今回のブロックでは、床下の断熱に使われましたが、次回の
リビングブロックには床・壁・天井のほぼ全てに使います。
隙間もほぼ埋めることも出来ますし気密性にもしっかり役立って
くれそうですね。
木軸が露出されると、建物の通りを見て耐震補強を行う壁に
面材(構造用合板)を貼る作業があります。
その前に柱や梁などの仕口や継ぎ手の点検と補強も必要です。
ボルトは緩んでいることが多かったり、継ぎ手の開いている物、
中には金物の入っていないものも多く存在します。
今回も経年変化で木材同士が開いている物が多く見受けられました。
L型金物や平プレートで補強した後、壁の補強に掛かります。
写真は2階部分ですが、この壁補強は2階の床梁と柱、そして天井部の
小屋梁の4面にしっかり貼り付ける必要があります。
柱と小屋梁辺り。金物補強も入れて頂きました




床梁と柱付近。N50以上の釘を150mmピッチ以内に全面貼り



必要な壁とその補強面



次回は屋根の断熱材です。
実はこのブロックの天井には全く断熱材が入っていませんでした。
確かに今までは夏は暑く、冬寒い家だったのでしょうね。

株式会社 奈の町
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