奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

白毫寺

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真言律宗 白毫寺(びゃくごうじ)


■ 所在地 奈良県奈良市白毫寺町392
■ 本尊  阿弥陀如来座像(重文)
■ 開基 天智天皇第七皇子である志貴皇子の離宮を前身とする
■ 電話番号 0742-26-3392
■ 拝観料 400円
■ 駐車場 有(有料5-6台)
■ 交通 近鉄奈良線近鉄奈良駅からバス白豪寺下車5分

萩の名所として有名な白毫寺は、高円山の丘にあり、境内から 奈良市内を一望に見渡すことのできる花の寺です。

しかしここには恐ろしい閻魔一族もおられます。

高円の古い集落を抜けると、白毫寺への案内が目にとまります。 案内に誘われて坂を登ると白毫寺の看板にあたります。



入り口前には有料の駐車場もありました。


萩に挟まれた石段を登ると趣のある山門が目に入ります。 入り口には、”白毫寺”とあります。

この山門を抜けても、萩の石段は続きます。



更に石段を登ると、案内所と一緒に感じの良い本堂が 正面に姿を現します。



東へ向いて丘を登っていたので、南向きの本堂の正面は 向って右になります。
気持ちの良い空間です。

境内から奈良盆地が一望できるこの景色は最高ですよ。


本堂は寄棟造りの平屋建て本瓦葺き。 桁行き五間、梁間五間、向拝一間で、江戸時代(17世紀) の建築。



本堂は、中世以降に再建されたもので、奈良時代以来の 伝統を持つ柱間三間の母屋の四方に庇を回す「三間四面」 の形式をもっています。

側面部。 窓の空いているところが正面庇部です。



軒裏 深緑の楓。 紅葉の時はさぞかし美しいのでしょうね。



正面庇部 中央三間は格子窓が入っています。

本堂の御本尊は阿弥陀如来座像(重文)。
優美でハンサムな阿弥陀様。
藤原末期が鎌倉初期の作で、定朝派のお顔です。
脇待は、勢至菩薩と観音菩薩。 この二菩薩様は江戸時代の補作です。

白毫寺にはもう一つ、閻魔王座像(重文)があります。

木造閻魔王座像(重文)は、もと閻魔堂に安置されていた鎌倉期の寄木造り。 高さ約120cmで、冥界で亡者の罪を裁く十王の筆頭。 冠をつけてしゃくを手にして睨んでいます。
他に十王の泰山王座像(重文)、司命半跏像(重文)、司録半跏像(重文) などの眷属が一緒におられます。

この白毫寺には【五色椿】があり、県の天然記念物に指定されています。 奈良三名椿(東大寺開山堂の糊こぼしと、伝香寺の散り椿)のうち、 江戸時代より咲き続けているのだとか。



余談ではありますが、本堂の東の一番高い所に多宝塔跡があります。 この多宝塔はつい最近まで現存していることがしられています。

この塔は大正年間に売却され、現在の宝塚の井植山荘に移建されていたが、 2002年3月19日から20日の山火事で類焼し、完全に焼け落ちました。

’08.9


タグ :阿弥陀如来閻魔王

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