浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が住宅設計30年100件以上のスキルや経験を、建築や不動産、資金計画など発信しています。バイヤーズエージェントとしても活躍中!

神宮(伊勢神宮)内宮

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皇大神宮(内宮)

■ 所在地 三重県伊勢市五十鈴川上
■ 主祭神 天照坐皇大御神
■ 社格等 式内社(大)
■ 創建 垂仁天皇26年
■ 建築様式 唯一神明造
■ 別名 内宮
■ 参拝料  無料
■ 駐車場  有

新しくなった宇治橋(2010.2)
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日本の神様は八百万の神と言われますが、その最高位に おられるのが、ここ伊勢神宮にお祭りしている”天照大御神”です。
皇大御神の御神体は、八咫鏡(やたのかがみ)です。
三種の神器のひとつですね。
三種の神器とは三種の神器とは、天孫降臨の際天照大神から 授けられたとする【鏡】【剣】【玉】のことを言い、、日本の 歴代天皇が古来から継承し続けてきた三種の宝物のこと。 神器とは神の依代(よりしろ)を意味します。伊勢神宮は、八咫鏡を天照大神の依代としています。
毎年お伊勢さんへ伺っていますが、今年は昨年(平成21年11月)に 宇治橋が架け直されました美しい橋を渡ることが出来ました。 この橋も遷宮祭(20年毎)に併せて先に架けかえられました。
伊勢神宮内に入る時は、必ず入口であるこの五十鈴川に架かる 宇治橋を渡ります。
皆さんも感じられると思いますが、この橋を渡る前と渡り終えて からの空気感が変わるのをいつも私は驚いています。
凛とした空気であるにもかかわらず優しさに包まれる感じ、でしょうか。参考ページ ※内宮のイラストマップは伊勢神宮のHPにあります”こちら”で ダウンロードすることができます。 見ながら読んで頂けるとより一層わかり良いと思います。

この新しくなった宇治橋についてですが、長さ120mと言われる 高欄を、床板である敷き板に空けられた26箇所の穴に同時に はめ込み固定するのだとか。 また、柱・手摺部を釘を一本も使わずして組み立てるなんて 素晴らしいの一言。美しくなった橋の上はヒノキの匂いで気持ちいいです。

 

外大鳥居
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高欄
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両サイドに立つ鳥居は高さ7.44mと大きなサイズ。
ちなみに内側の鳥居は、内宮の旧正殿の棟持柱が用いられ、
外側の鳥居は外宮のものが再利用して削り直して使われる
のだとか。 結構大きな節がバンバンとあるんですよね。
(住宅でも私的には節ありの柱も全然OKですよ)
そうそう、
お伊勢さんの事を簡単に(アニメで)教えてくれるサイトがここ。
http://www.isejingu.or.jp/shosai/
誰にでも簡単にわかります。宇治橋を渡るとそこは神域。内宮の広さは、5500ヘクタール(甲子園球場約1400個分)の広さ
を持ち、御社殿付近だけでも93ヘクタールの広さがあります。歩いてみればすぐ分かりますが、数百年クラスの杉やヒノキ等
が普通に立っている光景はまさに太古からの神域そのもの。
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参道の右側にあるゆるい石段を少し下ると五十鈴川沿いに
御手洗場があります。
川には鯉がゆったりと泳ぎ、川上を見ると不思議な世界を
垣間見ることが出来ます。

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内宮神楽殿の前、参道沿いから右手にそれると、風日祈宮御橋 があります。 ここも美しい橋で、御手洗の少し上流にあたります。
この橋を渡ると、風日祈宮にがあります。
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風日祈宮
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内宮神楽殿を過ぎ、参道沿いから左手に階段を登ると、荒祭宮が があります。 こちらは皇大神宮の第一別宮で、大御神の荒御魂が御祭です。

荒祭宮
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参道の一番奥に左へ上る石段があり、この上には正宮があります。
2000年の昔からここに天照坐皇大御神がおられます。

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建物は4重の垣に囲まれており、ご正殿の建築様式は唯一神明造 と言います。 出雲大社の大社造とともに日本最古の建築様式を伝え、ヒノキの 白木を用い、切妻平入の高床式の穀倉の形式から、宮殿形式に 発展したもの。
ご正殿の屋根は萱葺、柱は掘立、曲線は使われておらず全て 直線で構成されています。
両方妻は直径79cmの太い棟持柱が 支えています。
その棟には鰹木が10本列び、その東西両端、破風板の先端が 屋根を貫いて、千木となっています。
内宮では、千木の先は水平に切られている内削です。
建物の見える位置での写真は撮影禁止ですので、御自身の目で 見てください。 素朴で素晴らしい建築美に浸れること間違い ありませんよ。
4重に囲まれた垣内の広さは約6800m2。 この敷地のお隣(西側)にはこの広さと全く同じ広さの土地が あります。
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20年毎の遷宮。
平成25年がこの次の遷宮にあたる年で、隣地の場所に全て新しい 御正殿が建ちます。いや、移ると言った方が正確でしょう。
ちなみに別宮の風日祈宮や荒祭宮など全て、隣地に遷宮の際の 土地があります。ところで、遷宮について少し。
伊勢神宮は20年ごとに遷宮(建て替え)される事はご存知だと 思います。 遷宮されるのは、各社殿が建つその隣接地。 必ず隣に同じだけの広さを持つ敷地があります。
たった20年で建て替えてしまうというのは、大変勿体無いと 思いますし、まずその用材はどこから調達するのかが建築家 として私なりに大変気になるところ。
建替え理由は、伊勢神宮は掘立柱建物であり、素材のみで塗装 等されていないため耐用年数が短く、定期的に建て替えが必要 になったと言う説があります。
技術的に長持ちする建物を造ることは可能ではあるが、伊勢神宮は 敢えて簡素な建物を造り、20年毎に建て替えることで、常に清浄で あることを求めたとされているようです。
―なるほど。
石の上に柱を建てる文化はずっと後(法隆寺建立当時)であり 当然土の中に柱を埋めるので耐用年数が短いのは納得。
この建て替えが2000年の間、建物の様式が当初のまま 残されているという要因なのでしょうね。
またその用材はどうするのでしょうか? これ、気になりますよね。
調べてみました。
造営に使用される御用材は全て檜で、総材積は約8,500立方メートル(檜1万本程度)。 木曽の山々(長野県、岐阜県)の国有林から調達されている。 俗に神宮林と呼ばれ、神宮での名称は宮域林である。
神宮では、大正時代に森林経営計画を策定し、両宮周辺の神路山、島路山、高倉山の 3山への檜の植林事業(将来の神宮式年遷宮で使用される予定のヒノキの植林)を 今も続けているが、檜が遷宮の御用材として使用できるまで育つには、200年もの歳月が 必要 ―とのこと。
専用の用材を木曾の国有林から調達されているのだとか。
建物は御正殿だけでなく全てですのでかなりの用材が必要ですね。
さて、その20年経った用材(ヒノキ材)はどうするのか? 表面は傷んでいても中はしっかりしておりますこのヒノキ、 実はしっかりと次の行き先が決まっています。

遷宮によって取り壊された鳥居や、神殿の古材は徹底した再利用が 行われます。 例えば、宇治橋の前後の大きな鳥居の柱は、御正殿の棟持柱として (初めに書いておりました)使用されたもので、檜を削り直して 再利用したもの。

以前の鳥居(内側)
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その後、20年間使用された鳥居は、伊勢海道の入り口にある関の追分、
桑名の七里の渡口の鳥居となり、更にその20年後には、日本各地の神社
にて、修繕材料などとして再利用されることになる。ところで一斉に遷宮(建て替え)されることについてですが、
実は宇治橋だけはこの4年前に新調されます。(昭和24年より)ちなみに出雲大社では、60年に一度の遷宮が今も続けられて
いるが、伊勢神宮の遷宮ほど全面的な建て替えではないようだ。最後に三種の神器が尻切れトンボだったので少しだけ。三種というのは、以下の三つ。
八咫鏡(やたのかがみ)
八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)
草薙剣(くさなぎのつるぎ)伊勢神宮にあります八咫鏡とは、
神話では、天照大神が天の岩戸に隠れた岩戸隠れの際、
石凝姥命が作ったという鏡で、天照大神が岩戸を細めに
開けた時、この鏡で天照大神自身を映し、興味を持たせて
外に引き出した。そして再び世は明るくなった。

八坂瓊勾玉とは、
八坂瓊曲玉とも書く。大きな玉で作った勾玉であり、
一説に、八尺の緒に繋いだ勾玉ともされる。
岩戸隠れの際に玉祖命が作り、八咫鏡とともに榊の木に
掛けられた。

草薙剣とは、
紀神話では須佐之男命が出雲・簸川上(ひのかわかみ)で
倒したヤマタノオロチの尾から出てきたと伝えられています。
日本武尊が大和姫から預かり、数々の伝説を持つ刀がこの
草薙剣ですね。 現在は熱田神宮に奉斎されています。

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