奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

立ち上がりの配筋検査です。

 
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家庭菜園を本気で愉しむ家

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基礎ベースコンクリートの打設後、次は内部の立ち上がり部分の型枠を

組む作業に入ります。

中の間仕切りに当たる分部ですが、この上には土台を敷き込む為、

コンクリート立ち上がり部分と建物の壁心がずれている訳には

なりませんので、ベースの配筋時はとっても慎重に墨を打ち、打設

後も鉄筋がコンクリートの打設によって動いていないかも確認する

必要があります。

 

奈の町での基礎の立ち上がり部分の幅は、170mmを採用しています。

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上の写真は内部の間仕切りに当たりますね。

寸法は170mmありそうです。

と言うのも写真の下部に写っている型枠の幅を固定する

スペーサーが見えるでしょうか?

 

このスペーサーはとっても大事です。

幅寸法の確保は、鉄筋のかぶりに影響します。

上の写真で言うなら、型枠から一番近い鉄筋までの距離が

かぶりです。 これを有効に確保したいために上端筋に

フックを取り付けて、且つ、45度捻った加工をしています。

 

そもそも基礎幅は、フラットの仕様でも120mmと記載されて

おり、別に170mmも打設する必要はありません。

ただうちの基礎幅が広いのは、縦筋をひねるとどうしても50mm

~60mmのフック幅が必要なのです。

それを考慮しての170mmです。

この加工でしたらこれだけの幅は必要ないのですが、まあ、

どうしても人が組むものですから寄りやゆがみもあっ、この寸法で

制作して頂いてます。

 

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この写真を見ればその様子がよく分かると思います。

均等間隔でスペーサーが入り、基礎幅を一定にしています。

また、上端筋は手前から曲がることなく真っ直ぐ1本に伸びていますね。

実はなかなかこれも難しい仕事です。

結構現場を見ると、うねっていたり、鉄筋が片方のせき板に寄って

いたりするものです。 勿論それに合わせてフックも寄っていて

ひどい時はせき板に接触しそう・・・なんてこともありますよ。

(かぶりはフックの一番不利な場所からせき板までの距離です)

当然それは手直しして頂きます。

 

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コーナー部分です。

綺麗に出来ていますね。

この場合も外部面側(写真上側)は、縦のアンカーボルト及び太い

ホールダウンボルトからの距離、内部面側(写真下側)は、フックと

せき板までの距離になります。

アンカーボルトは構造計算による位置と本数を必要とし、必ず

コンクリートの打設前に鉄筋へ緊結します。

(まさか今時打設後に設置する田植えを行う業者は無いと思いますが)

 

最後にホールダウンボルトについて。

1回目の配筋検査時はホールダウンの設置を確認できませんでしたが

監督さんへ確認しましたところ、確認の上写真(設置の様子)を撮って

いますとの返事がありました。

現地で確認いたしましたが、ちゃんと設置完了しています。

特にホールダウン金物の下部フック部分をベースコンクリートの

鉄筋に掛ける必要がある事も確認済です。

埋設されている事の確認のため、写真を撮っています。

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中央部に太いグリーンの棒が下のコンクリートに突き刺さって

いるのが分かるでしょうか。

これがホールダウンボルトと言い、土台を貫通して柱に緊結される

ボルトです。

直下地震の際、柱が持ち上がり土台から抜けてしまったために

一気に倒壊した阪神大震災の映像が有名ですね。

計算で引き抜きの力が大きく掛る部分は、このホールダウンを

必ず設置します。

 

基礎の配筋など見られる際は、こういった部分を見られると

良いと思います。

 

あ、検査確認はOKですので、現場は後日立ち上がりのコンクリート

打設に進みます。

 

浅野勝義/奈の町

 

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