奈良の建築家 浅野勝義の家づくりBLOG

縁側開口部の加工

 
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80年の時間を守る家

前回ご紹介しました和室南側が現在どのようになっているか、
それを載せるのを忘れておりました。

現在の様子




和室の幅いっぱいに解放されていますね。
この開口の外側が縁側、その向こうに大解放の木製建具、その向こうはデッキが
造られています。少しだけデッキ部の天井(軒庇)の垂木が見えていますね。
この開口部に入る障子の説明が前回の話でした。
今回は縁側外の木製建具の話です。


その前に以前の状態から説明いたします。
もう一度以前の写真を見てください。

以前も今回の設計も造りは似ておりますが、建築していた経緯が少し異なります。
以前の建物は、椅子の向こう側にあるガラス建具が外部建具(当時はこのガラス建具では
なかったと思います。また、雨戸の溝も敷居にありました)だったようでした。
その後リフォームで屋根のひさしを伸ばし、縁側を加えています。
時期は同じかどうか不明ですが、水回り(浴室・洗面・トイレ)棟をCB造にて増築、ここに接続。
現在に至ったわけですが、増築した水回り棟が庭の真ん中に飛び出しており、暗くて
風通りが悪く、二つに分かれた庭はじめじめとなってしまいました。
今回の工事の趣旨の一つは、以前にあった明るく風通りの良い家に戻すことでもありました。
整理しますと、、
1,水回り棟を撤去(減築)して採光・通風・視界を確保する。
2,縁側を使いやすさと快適さを兼ねたものにする
3,住環境(断熱・気密性能を上げる)の向上。
ですね。
中庭の水回り棟がなくなり、開口部の様子が分かるようになりました。




中央部のポッカリ空いているところが室内から見えた開口部分です。
庭は明るく広々としており、現在はすでにデッキもできています。
これからここに取り付けられる木製建具の枠が加工され始めます。



写真はここに入る敷居(建具の下枠)と鴨居(上枠)です。
実際大きいヒノキの塊です。もちろん集成などではありません。
この材は外部側へ取り付けられるもので、別に内部側にも大きなヒノキ材の枠が取り付けられます。
和室四間の北側にも縁側があります。
北側は道路面から見える面です。
以前は古いタイプのアルミサッシが取り付けせれていました。
このサッシは歪んでいるために隙間風がありました。
が、そんなことより床板。
床板との間に隙間があり、ここから地面がいつも見える状態。
これでは冬が寒い~~!

以前の北側の縁側。この隙間から地面が見える…




これも床下地の作り替えと張り直し、プラス断熱材の充填することで対処。
またサッシを高断熱のものに交換しました。

以前のもの(写真が無くて・・・)



新しいもの




この縁側の天井板の見聞も行いました。

以前の縁側。 天井が屋根の野地板になっています。




新しく天井を造ることで断熱・気密性能を確保します。

斜めに立て掛けているのが杉の天井板




すべての板をずらっと並べ、一枚一枚確認しながら選別します。

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