古民家リノベーションのイメージが出来てきました。

【築120年の古民家を快適に暮らすリノベーション】

昨年から設計が進んでいました古民家のリノベーションですが、
ある程度内容が決まってきましたのでご紹介します。

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現在の建物は、築120年の古民家。
吉野町にある住まいはとっても美しく、また大きな住宅です。

画像:現状の建物
母屋の東南にある別棟の建物を解体提案

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左手が母屋。右手に見える建物を解体提案

 

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解体建物を側面側から見る。ここを撤去すると景色と明かりが手に入る。

そして手に入る景色は・・・

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この景色がいつも見ることが出来るのです

 

リノベーションを決めた理由は、

居住しているスペースが、日当たりの良い南側とは反対の
北側にある部屋で日々暮らしてられるので、もっと明るい
場所で暮らせないか。

住宅内の床の段差が激しい。
住宅内で5cm、15cm、30cmと生活範囲内で動く度に段差を
超えている暮らしを解消したい。

そして、断熱性・気密性が無い事から冬がとっても寒い。
広い家なので暖房の範囲が限られて、キッチンと茶の間の
行き来で暮らしている。
その寒い中、半屋外的な通路を渡ってタイル張りのお風呂に
入っていること。ヒートショックがとっても怖い。

最後に耐震性の問題。
東南海・南海地震に対する対策・対処がまだできていない。

 

この問題点を解消する目的で、今回の設計が始まりました。

 

設計主旨は、

〇耐震診断と耐震補強を行う。
〇内部の住宅性能(高気密高断熱性)を上げて快適性を向上すること。
〇段差の解消。生活範囲はすべてバリアフリーにします。

今回私から明るく広々とした空間で暮らして頂く為に、
私から既存建物の一部を減築して大きな開口部と明るく広い
デッキを提案しました。
夏は周りの景色が一望できるデッキは、気持ち良い風が通り
抜けて行く気持ち良い空間になるでしょう。

住宅の性能を上げることで、
冬はしっかりとした暖房で、常に一定の気温で快適に暮らせる。
春秋は部屋の窓を全開して風と共に季節を感じられます。

古民家の良い所と、現代の高性能な温熱環境を併せ持つことで
今までの暮らしを一変して頂きたいと思っています。

 

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建物の外観が大きく変わる訳ではなく、室内を暗くさせていた
部分を減築することで明るく暮らせるようにリノベーション
します。

内部も一新しますのでお楽しみに。

 

浅野勝義/奈の町

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