吉野和紙を使う

奈良町の家

今回は茶室に使う障子と太鼓襖、それと腰壁に貼る和紙についての
お話です。
奈良の吉野は木材だけでなく、和紙も大変有名な産地であることは
有名で、中でも福西さんの和紙は知る人ぞ知る有名な和紙です。
吉野和紙の特徴は、昔ながらの天日干しを続け、手間を惜しまず職人の
手によって丹念に漉いた和紙は、楮の繊維が絡み合い 強くて美しい
のです。

和紙は山奥のお宅で作ってられます。
この写真は丁度楮の皮を干しているところです。




吉野の山奥で手漉きによる和紙を作ってられまして、この紙の素晴らしい
魅力からその吉野和紙を使って茶室周りに使うこととしました。
障子は生漉(きすき)和紙、
腰壁(白面)は宇陀紙厚口、
腰壁(黒面)は吉野杉皮紙

写真 左から順




吉野の杉ヒノキもそうですが、
味わいある和紙も、こだわりたいですね。

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