地盤調査

                          子供達の成長を見守る家
設計がある程度決まってからになりましたが、土地の
決済を行った後に地盤調査となりました。
実はこの場所のすぐ近くに奈の町の別の方の住まいがあります。
当時、地盤の様子は猫の目のように地層が入り乱れており、
かなり詳しくポイントを調査した記憶があります。
深さも5.5m~8m程の変化で改良杭の停止位置を設計図と
杭機のトルク値を鑑みて止めるという方法でした。
この前例を踏まえて、地盤改良費をある程度覚悟をしておく、
ということで設計を進めておりました。




当日はお天気も良く、調査会社の担当の方と前回の
話をしながら1ポイント目から調査を始めました。
地盤面表層は多少固められていましたが、50㎝ほど下
からストンと地耐力のない地盤が現れます。
自沈層と言って荷重を掛けるだけで沈んでゆく地層です。
周辺は田んぼ畑なので、これは当時の地盤ですね。
その先 4m付近から地耐力が出始めます。
(4mまで地耐力がほとんど無いというのもね…)
その数値はN値20を確保しており、層厚は約2m程。 
その下は6m~7.5m程まで粘土質のN値4~10までの層が
あります。
7.5mでN値30以上の岩盤となりました。

写真は回転と沈下を現すデータが出ています




5点ポイントで調査しましたが、ほぼこの数値に変化なく、
近隣の情報データとは違った結果となりました。
建築物の支持層としては最良は7.5mですが、今回の住宅
では2mの層を持つ 4m深さまでの杭に決めようと思います。
結果オーライでした。
何度もこの調査機に会っていたのですが、ここで初めて
彼が『キャピー』なんて名前であることに気がつきました。
可愛らしい愛称ですね。
これから「キャピー」と呼ばなきゃね。


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