基礎の配筋検査2回とも完了。

高齢の母と穏やかに暮らす家

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真夏の炎天下、この日は7月の最終日でした。

溶けてしまうような暑さの中、職人さんは鉄筋を組み立てていました。

まず1回目のベース配筋検査です。

 

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まず、かぶりの検査です。

写真は一部ですがだいたい同じ仕上がりですね。

手前にはホールダウンも確認できます。

写真で見る通り、外壁面(右の型枠側)のかぶりも向こうまで

スッと通っています。 こういうのは一目で分かります。

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スケールを当ててみますと、70mm以上確保されているのが

確認できました。

 

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間仕切り部分の鉄筋の様子です。

上部で上端筋にフックが掛けられているのが分かります。

 

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基礎立ち上がり部の開口補強部分です。

ここもいつも通り綺麗に仕上げらています。

 

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ベース鉄筋の下部におけるかぶりも確認。

下端の鉄筋から寸法で、90mmを確保。

 

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ちょっと醜いですが、ベースの配筋です。

スケールの赤い部分が10cm毎の表示で、4スパンにスケールを

合わせています。

ちょうど4スパンで80cmですので、200mmピッチでOKです。

 

検査完了で翌日コンクリート打設になります。

 

8月6日、暑い日がずっと続いています。

ベースコンクリート打設後、今度は基礎の立ち上がり部分について

検査に伺いました。

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型枠大工さんが入って、基礎内部側の立ち上がり部分を

造っているところです。

 

鉄筋の検査を2度もする理由は、ベースのコンクリートを

打設する際、鉄筋が浮いて移動する場合があるからです。

あんな重い鉄筋が・・・と、思われるかも知れませんが、

浮力で動くことあるんですね。

また、中の間仕切り部分で、型枠を切削すると鉄筋が片方に

寄っていることも・・・

 

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鉄筋のラインがスッと通っていますね。

とっても綺麗です。(外部面は左側)

 

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コーナー部分を上から撮って見ました。

中央の長い棒がホールダウン金物。

過度の柱が地震によって抜けるのを防止します。

 

両サイドの少し短い棒がアンカーボルトです。

この働きは、土台が浮き上がる事を防止するためで、

コンクリートに先行で横筋に取り付けて、コンクリートを

打設することで一体化します。

このアンカーボルトで土台の浮き上がりを抑えます。

 

アンカーボルトの本数も場所毎に構造計算によって算出します。

計算により本数が少ないと結果がNGとなります。

 

本数が確認できる写真があります。

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正面の黄色いせき板で囲われるコンクリートの立ち上がり部分で

確認してみます。

左から1本.2本.・・・・右の終端で9本ありました。

1本は土台の継手の両サイドを抑えるために1本増えています。

距離から見て1m置きの感じで、とっても多いので安心です。

 

もし、ご自宅などでこのアンカーボルトが見えるタイミングに

ありましたら、一度数えてみるのもお勧めします。

 

少なかったり、ピッチが広すぎるのはどうなんでしょうね。

では。

 

 

次回は新しい物件の模型をご紹介します。

お楽しみに。

 

浅野勝義/奈の町

 

 

 

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