基礎配筋検査2

多目的室のある家

寒い朝、家を出るときが一番寒くて、ウォーキングの帰りは
思いの外 身体が温まっていることに気付きます。
帰り道の空は曇りがちでしたが、雲間から陽が差し込む空を見て
急いで家に帰り、カメラを出して撮りました。




何でしょうか、不思議な光の演出でした。


さて、二回目の検査になります。
一回目は基礎のペースでした。
二回目は立ち上がり部分の検査になります。
全体の写真はこんな感じです。




とても全景とは言えませんが、雰囲気ということで。
立ち上がり部分の検査は、主にかぶりのチェックになります。
ベース部分のコンクリートを打設した際に、鉄筋が動くことがあるのです。
打設前にかぶりが取れていても、打設後に動いてしまいかぶりが無くなる
なんて事もない訳ではありません。
で、
現場はちゃんと確保されていました。



写真で見ても分かるとおり、きれいにかぶりが確保されています。
手前の太い金色の棒はホールダウン金物です。
たくさん立っているのが分かりますでしょうか。
また、一番上の横鉄筋に縦の鉄筋が巻き込むようになっているのが
見えますか。(傘の柄の様になっている)
これはフックと言います。
フックは大切な役目があるので必ず設置しますが、このフックがある為に
かぶり寸法が取りにくいのもあります。
でも、だからと言って飛ばしてはいけません。
違う場所ですが、もう少し離れたポイントでの写真です。



左側が外部側で、鉄筋から型枠までの距離が60mmあります。
この後、打設するコンクリートは。
コンクリートが型枠にしっかり充填必要がありますし、また鉄筋にもしっかりと
コンクリートが接着する必要があります。
これを助けてくれるのが下の写真にあるバイブレーターです。



打設しながらこの左側の先端部分を差し込みます。
この先端部は、細かい振動をするためにコンクリートが型枠の隅々まで
行きわたるのです。
一度見てみると面白いですよ。
スーッとコンクリートが柔らかくなったように流れ込んで行きます。
鉄筋に当てるとこれまた隙間に行き渡るのが目で見て分かります。
充填がしっかりできていないと、ジャンカ(コンクリートノ表面に気泡が見えたり、
コンクリートの砂利がそのまま露出してしまいます。
やはりつるりとしたコンクリート仕上げ面は、見た目で美しいだけでなく
強度や耐久性などの性能も良いのですね。

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