夜の東大寺南大門・金剛力士像

東大寺南大門のライトアップに伺いました。

夜間ライトアップというのは、昼間陽の光で陰になり
あまりよく見えないところが照らされるものなので、
「こんな見方もあるのかー」
って感じで見てもらえれば。


建築的に言うならば、


現在の東大寺南大門は鎌倉時代に再建されたもので、
仏師運慶らによる仁王像を安置して竣工したもの。

五間間口(柱間の個数が五つある)、ヒノキの柱は18本で
そのそれぞれが21mの高さ誇る日本最大の寺門。
下から見るとその大きさに圧倒されます(最高高さ25m)。

さて、今回は建物だけでなく、安置されている
金剛力士像にスポットを当ててみました。

金剛力士像が山門の左右に立っていることは、大抵の
方でもご存知だと思います。
でもいつもは格子の向こうで暗くてよく見えないでしょ?
大きさは何れも8.4m(でかい!)あります。

正面向かって左側が阿仁王。左側が吽仁王。
寺院内に入る仏敵を防ぐ守護神で、上半身裸。おまけに
ムキムキの筋肉マン。
確かにつよそう・・・です。
その表情は、阿仁王は怒りを顔一面に出し、吽仁王は
怒りを内に秘めている表情です。
ね、こんな感じで金剛力士像を見る機会って、あまり
無いでしょ。

阿仁王

吽仁王

じっくりご観覧下さい。

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