“80年の時を守る家” 完成お披露目1回目(古民家)

80年の時間を守る家

工事がほぼ終了致しましたのでお披露目を数回に分けて
ご紹介します。
建物の建築年数は約80年。
この建物が完成した当時に頂いたという時計は改装当時は
止まっていたのですが、ねじを巻くと今も動きだしました。


昔と同じ場所で時間(とき)を刻み始めてくれました。


建物棟の概要は、母屋と南側に建つ別棟の離れ、
建物西端で二つの建物をつなぐ物置兼渡り廊下棟、
そして中庭の中央に増築された浴室棟の4棟でした。
現地を見て私が提案したのは、
中庭にある浴室棟を撤去し、本来の中庭を取り戻すこと。
一番良い場所である南向きの和室が暗く、各室への通路としか
使われていないことが問題。
ここを解放すれば南北が通り、風が通り抜け光がたっぷり入る
住まいになるということ。
まずそれが私のメインテーマになりました。

以前の南側和室。

(撮影時はフラッシュを発光しています)
完成後の南側和室

和室の障子を引き込んだところ


創建当時の広く明るい中庭が戻りました。
中庭から見た南側和室と縁。


次回に続きます

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