美しき天平の甍(唐招提寺金堂)

先日、唐招提寺へ伺いました。

嬉しくて皆さんにご紹介させて頂きます。
以前から何度も伺っていますが、金堂の改修工事の為、
長い間シートに囲われており、美しいその姿を見る事が
出来なくて寂しい思いをしておりました。

この改修工事は平成21年秋に落慶の予定で、本尊及び
薬師如来、千手観音も同時に改修中との事。

蓮の花を観に伺った際、シートが外れているのに気づき、
写真を撮りました。

唐招提寺


見て下さい。
この美しき天平の甍を・・・

正面に並ぶ円柱は、緩やかなエンタシスを持ち、
ギリシャ神殿の円柱に重なります。

柱間の寸法は、中央の三間は広く、端部へ向かって
狭くなっていて、建物を大きく見せるための視覚効果
を考えられたもの。

側面から見ると更にその様子が良き分かります。
美しさにうっとりです・・・(え?、そんな趣味、私だけ?)

もう一つ、私の大好きな屋根。
よーく見て下さい。
軒の深さを。

どうやって造っているなんて難しいことは言いません。
でも見れば分かるでしょ。
怖いほど深い軒。
これが日本建築の特徴であり誇りなのだと。

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