解体が始まりました

 

月1~2回程度の設計打ち合わせを行い、結構長い期間をかけて
進めてきました奈良町の家のリフォーム工事が始まりました。

前回も書きました昭和13年築というわけですが、解体してみて
以外にしっかりしているという評判で、沈下や柱のコケなどは
かなり少ない印象です。 (ただしシロアリ被害は結構ありそうです)

構造上必要となる柱・壁を残して、解体撤去してゆくと、
この 住まいの全容が見えてきました。

すっかり広くなった2階
ならまちの家

 

撤去してみると思いの外、広く感じる空間です。 こうして見ると、
天井裏で梁がどのように掛けられているのかも よく分かりますよね。

ちなみに この住まいは屋根裏の収納がありました。

その様子がこれです。(写真の上半分が屋根裏です)

ならまちの家

 

さらに屋根裏部のアップ

ならまちの家

 

 

大屋根の瓦も全面葺き替えしますので、すでに日本瓦と土は撤去し、
野地だけが残っている状態です。 現在はブルーシートが張られて
いますので、青い光の入る空間に なっています。

 

下から屋根裏を見ると、青く映っている部分は野地板が無い
屋根の 部分です。 結構スカスカに感じますよね。
(ちょっと広く開いている所は屋根の土を落とす際に作った穴)

まあ、このスカスカ感は古い家だとたいていこんな感じです。
それに瓦が乗っていてもあちこちから光が洩れますから。

今回は、母屋を残して野地から上の屋根はすべてやり替えます。
そして同時に断熱もしっかり行いますので心配は全くありません。

もちろん、耐震補強もしっかり行います。

1階で写真を撮っていた際に、穴をあけた2階床から青い光が
差し込んでいる様子が不思議で撮った写真です。

ならまちの家

 

屋根にブルーシートを張っていますから、考えれば別に不思議でも
何でもないんですけどね(笑)。

次回、 また少し変化がありましたらご紹介します。

 

 

 

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