浅野勝義[一級建築士・宅地建物取引士・2級FP技能士]が住宅設計30年100件以上のスキルや経験を、建築や不動産、資金計画など発信しています。バイヤーズエージェントとしても活躍中!

蓄電池にお安い夜間電気が貯められないものか・・・ 

浅野勝義
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蓄電池にお安い夜間電気が貯められないものか・・・ 

 

蓄電池にお安い夜間電気が貯められれば電気代、安くなるんじゃないの?

そんな事、考えたことありませんか?

今回は奈の町事務所を例にして、蓄電池の採用について検討してみたい
と思います。

奈の町での電気業者契約は、暖房時に使う蓄熱暖房を採用している事から
夜間電気がお安くなる関電の、はぴeプランで契約しています。

はぴeプランは、昼間は少しお高いけれど、夜間はとってもお安い電気代で
賄えるので、蓄熱暖房を設置している事務所の屋内はとっても快適で重宝しています。


さて、今回の話題は、

このお安い夜間電気を夜の間に蓄電池に溜めておいて、
翌日その電気を使って昼間の電気代を浮かすことは出来ないか。

このテーマに挑んでみたいと思います。

普段は、昼間の電気が殆どであるにも拘らず、一番お高い電気代でいる訳です
から、貯めておいた安い電気を使えば、電気代もホクホク・・・
なんて目論みの企画です。

早速、検証してみます。

奈の町の住まい手さんで、太陽光は入れずに蓄熱暖房を入れてられる貴方。
参考になるかも・・・


まず、蓄電池にも種類があるのですね。

蓄電池の種類

ご存知かもしれませんが初めはこれからですね。
単機能型とハイブリッド型、トライブリッド型、最後にスタンドアロン型と。

単機能型 :太陽光を入れない方、今まで太陽光を使っていた方に対応するもので
ユニットの中に蓄電池とパワコンが一体に構成されているもの。
1KW当たりのコストがが安く、容量も10KWh近くで大容量。
難点は、停電時の出力がパワコンの1.5KWに制限されること。

ハイブリッド型:太陽光システムとパワコンと蓄電池が一体型になっているタイプ。
太陽光を付けていないとメリットが無く、停電時でも太陽光発電・蓄電池のパワコン
がうまく連携するので、単機能型に比べて発電した電気をたくさん蓄電池へ回す
ことができます。パネルと蓄電池が同メーカーである制限等があるのがデメリット。
太陽光からの充電が良いので容量は小さめの5~7KWhが主流。

トライブリッド型:蓄電池、太陽光のパワコンが一体になって、更に電気自動車と
住宅との連携するパワコンが一体になったもの。
私的には将来は「これだな」と思わせたタイプ。

スタンドアロン型: コンセントで充電して、コンセントで使う、ポータブル型の蓄電池。
容量が小さく持ち運びも可能。 停電時重宝しそうな蓄電池。 価格もお安いです。
我が家にも太陽光パネル充電可能な小型(500Wh)のタイプがあります。

種類の次は、貯めた電気をどこへ送るかで分ける方式で、
定負荷型と全負荷型があります。

特定負荷型は、特定のブレーカーのみに電気を送る方式。100Vが基本。
 価格が全負荷よりもお安いですが、送り出す電気のブレーカーを指定する
 ので指定場所以外には電気が使えない

全負荷型は、分電盤に接続するのですべての部屋でそのまま使える。
 200VのエコキュートやIHも使えるが、消費電力も多くなるのですぐに容量
 不足になりがち。

説明はこんな感じです。
簡単に言いますと、単機能かハイブリッドで、全部使いか特定使いかの組み
合わせで構成されています。

例えば
○特定負荷型の単機能型
○単機能型でハイブリッド型
○全負荷型の単機能型
○全負荷型のハイブリッド型
等で表します。

さて、本題に入ります。

夜間電気を貯めたいと言う訳ですから、もう「単機能型」で決まりですよね。
ハイブリッドは機能充実過ぎで、スタンドアロンは対象外ですから。

全負荷か、特定負荷かと言うと、可能なら全負荷型が好いですよね。

で、どんな商品があるか調べて見ました。

1.スマートスターL(伊藤忠商事)
 容量9.8KWh、最大出力3.0KW、充電時間3時間、 屋外型、保証10年
 価格は2,930,000円 設置費込みのネットでの実売は160~200万。

2.京セラEGS-LM1201 12KWhタイプ
 容量12.0KWh、最大出力3.0KW、屋外設置、価格は370万。
但し特定負荷型。

3.テスラパワーウォール2
 容量13.5KWh、出力5.0KW、価格は定価で100万設置込で150万程度
 販売がこの春始まったばかりで納期も不明。
 容量が13.5KWhは魅力的。耐久性も 

他は調べてもあまり出て来ません。

蓄電池本体は納得しました。
で、どれ位電気代がお安くなるか、ですよね。

冬の電気代が、平均18000円との事でした。
うちは夏、エアコン1台で24時間廻していた状態ですので平均以下とすれば、

夜間電気が11円。
昼間の10KW以下が34.95円、それ以上が31.77円ですから
夜間電気が約1/3になる訳です。

月当たり、18000円の1/3になるとイメージできますが、実際は蓄電池分では
足らなくなるので昼間の電気も使う事になります。
ですので、まあ月当たり10000円のお得と仮定します。

1年で
10000円x12ヶ月 = 120000円

10年で
120000円x10年 = 120万円(蓄電池が10年持ったとして)

※2020.8.21 1年間の電気代合計を正確に調べて見ましたところ、
  合計153.854円で、1ヶ月平均が 12,821円でした。
  1/3になると仮定して、お得になるのは8,500円。
  1年で8,500×12=102,000円
  10年で、102万円になります。
  よって、蓄電池の価格は、102万円までとなりました。 以上訂正分。

この数値から、ペイできる蓄電池の価格を考えると、うちの事務所の場合
実質120万迄がそのライン
と言えるのではないでしょうか。

(ご家庭の電気代を確認いただけると、各家庭毎に算定できると思います。)


例えば、スマートスターLを設置した場合、少なくとも40~80万は停電時の
保険として考える必要があります。
はい、保険です。

停電時は、この機種は全負荷ですからある程度の生活は可能かと。
ただし、一般家庭の1日の電気使用量は15KWhと言われていますので、
普通に使えば半日で空っぽになりますから、セーブして使う事が必須です。

もう一つ。

停電が2日目に渡れば、2日目は蓄電池が空っぽです。
太陽光があれば、蓄電は行われますが、今の想定は短時間での停電でしか
対応はしていません。

 

結論

さて、今回のテーマであったお安い夜間電力を使って蓄電池に溜める事で
電気代をお安くすることは可能か?

結果は、まだ蓄電池が高いのでペイできるラインではない。
と言う事でした。

蓄電容量がもっと多く、且つ、お安くなることが必要ですね。
もうちょっと将来を待って見ようと思います。

おまけ

初めに単機能とハイブリッドの他にトライブリッド型ってあったでしょう。
そのトライブリッド。電気自動車ね。

CMで自動車の蓄電池で家の電気が賄われます。 
なんて言ってるじゃないですか。

ホントなの~?

で、ちょっと調べて見ました。
日産のリーフ

私、ビックリしました。(知ってられる方は笑ってるでしょうね)

蓄電池容量、ナント62KWh !!!
もあります。

6KWhだの10KWhで、200万~?
バカ言っちゃいけないよ。

“62KWh” ですよ。
笑っちゃいました。
単純計算で、満タン4日は暮らせる容量があります。
価格は400万前後。
そりゃも車本体の値段がありますからね、車本体費引いたら電池代幾らに
なると思いますか?

んーーーー。
次の車は電気自動車だな、と言う事で気持ちが落ち着きました。
夜間に充電します。

 

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