前回はベース配筋を終え、コンクリートの打設まででした。
今回は立ち上がり部分の配筋検査になります。
コンクリートを打設してから型枠を外すまでは、決められた
ある一定期間の 時間が必要です。
コンクリートがある程度強度が出るまでの時間として 設定されているのですが、
これを型枠の存置期間といいます。
この日数は使用するコンクリートや打設場所、気温等によって変わります。
今回の基礎の場合は、普通ポルトランドセメントで気温が15度以上ですので
存置期間が3日となります。
以前の話ですが、打設日の翌日に型枠が外され事があります。
現場で驚き経過を聞くと、外すように指示されたとか。
こういった事が基礎業者さんでも 認識されていないらしく外してしまうことがあるのですよ。
今回は十分な期間を空けて頂きました。
ところで、 ベースの配筋検査時に監督さんに話しておりました件です。
立ち上がり部分の鉄筋で、頂部に取り付けるフック(取り付けていないケースが
多いです)が、大きい弧をつくる為にかぶりが取りにくいという話。
他社さんではどのようにされていますか?
と聞かれましたので、頂部を45度ひねる様にして頂いてますとお話しました所、
検査の後、現場で鉄筋をその様に曲げていただいたそうです。
次回は上棟になります。
浅野勝義/奈の町