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庭の紫陽花が咲き始めています

母と暮らした空き家を再生する家

こちらの現場の庭は大変広く、車なら7―8台、いやもっとたくさんの車が
止めることができる広さでしょうか。
住まい手さんはこの庭にたくさんの木々を植え、雑木林のようにしたいと
考えてられているようで、その中に紫陽花もありました。


まだ花はチラホラでしたが、これからが楽しみです。
さて、中の様子ですが、少しずつ変わってきました。

玄関土間の壁です。


開口でしたが、漆喰の壁にしました。
真っ白の壁に光が入る様子が美しいです。
ここに以前まで使われてきた簾戸を嵌め込む予定です。


リビング周りも少しずつ変わって来ました。


天井の下地が貼られ、フローリングが貼られました。
後は壁を造り込めば内部の造作は目処が建ちます。
左手はキッチンスペース。

そのキッチン


意外に早くキッチンが既に納められていました。
養生をしているので分かり難いですが、広いカウンターです。
私の伺った際には2階に上がる階段の下地を造り始めていました。


次回住まい手さんが見に来られた際には、階段が取り付けられて
いるのではないでしょぅか。
2階に上がれなかった奥さんには嬉しい変化です。

2階寝室です。


明るい空間ですよね。
実は以前、真っ暗なところだったんですよ。
床もフワフワしていて。
しっかり床を補強して、サッシを入れ替えて、断熱を十分行うと
実は快適な空間になるんですよね。
まあ、出来上がりを見れば分かります。

リビング吹き抜け空間です。


以前大きく雨漏りを起こしていた場所ですが、
屋根を全て葺き替えて、新たに屋根野地を作り、断熱を充填しました。
断熱は写真の白い部分ですが、この断熱は発泡タイプの断熱材ですが
ウレタン系のものではなく、1%の素原料と99%の空気で出来ています。
水蒸気が通過し、炎を浴びても延焼することなく炭化し自己消化します。
VOCは含んでいないことは当然ですが、隙間なく充填してくれるので
気密性もアップしますのでリフォームにはうってつけです。
断熱を熱く書きましたが古民家のような建物は、気密性と断熱性を上げる
ことでかなり快適な空間へと変えることが出来ます。
特に冬の寒さをどう過ごせるかがポイントなのです。
建物がひずんだり傾いたりしている場合、この様な発泡系の断熱材は
その隙間を埋めてくれる良い素材です。
寒い古民家に暮らすのは、辛いですからね。
特にこういった大空間のリビングは、暖房に対する考え方が大きく影響します。
最後に2階のフロアーです。


以前、かなり痛んでいた畳があった空間です。
壁、天井まで予算を回す余裕はありませんでしたが、床のフローリングは
下地のやり替えとともに行いました。
仕上がった床は美しく仕上がりました。

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