基礎の配筋検査を行いました

次の工程は、基礎工事(以前は地盤改良工事)にかかります。

ベースコンクリートを打設する前に、鉄筋の配筋検査を行います。
計算により鉄筋量が出されるのですが、現場を見ると何か鉄骨造の
地中梁を見ているようで。
それ位、鉄筋量の多さを感じました。

まず全景から

 

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全景

 

これから鉄筋の配筋を見て行きます。

まず、被りの検査から。

寸法の指定値は、基礎の立ち上がり部分で40mm以上、それ以外の基礎は60mm以上確保されているかを確認します。

 

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外部周りの型枠から一番近い鉄筋までの距離が被りなわけで、
このスケールを読むと、50mmになります。

60mmが確保されている部分はありますが、何カ所かがこの50mm
になっています。

上の写真では、スケールと並行に走るベース筋が下へと折曲がる
部分が咲いたんですから、この鉄筋を止めている伴線をすべて外し
全体にすらして60mmを確保することを指示しました。

鉄筋業者さんは、「了解です。」と、回答してくれたのでお願い
しました、

 

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これなんか、かぶりの不足部分がよく分かる写真です。
手前のリング(スペーサー)を止める場所は、本来一番型枠に近い鉄筋へ
はめこみます。

写真ですと、左から来て下に曲がった鉄筋になりますね。(狭いとこ)
ただ、この縦筋にスペーサーをつけると、コンクリートを打設した際に
スペーサーの下まで廻り込まない可能性があるのです。

こういう場合は、現状の様に横筋に取り付けても良いですが、縦筋の
太さと60mmを加えた寸法のスペーサーにする必要があります。

以前同じようなケースで、80mmのスペーサーが入っているのを見た
事があります。ちゃんとそれを配慮されている訳ですね。

この写真のケースだと、中途半端に曲がっているこの1本がとっても
気になりますよね。
手直しして頂きました。

 

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地中梁?

 

基礎ベースの地中梁です。

鉄筋径13mmと、16mmのものが使われています。
特にこの写真では、下が2本 上が3本の16mm径が使われています。
場所によっては5本、6本なんてところもあります。

流石に13mmとは違い、16mmは迫力がありますね。

計算した私が言うのもなんですが、こんなに鉄筋がいるものなんですね。
多い所は鉄筋だらけ、って感じですから。

配筋の手直しが済めば、コンクリート打設になります。

 

コンクリート硬化の為の存置期間を過ぎるまで、型枠を外すことは
出来ません。

その後は土台敷、そして建て方が始まります。

 

浅野勝義/奈の町

 

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