基礎の配筋検査

いまにも溶けてしまいそうなこの暑さ。
真夏の空の下で配筋検査を行いました。
地盤改良を終えて、ベースの配筋となります。

全体の様子




防湿シートは二重に貼り(立て横直行)、継ぎ目部分を
ポイントごとにテープで止めています。
鉄筋の組み立てはぱっと見て綺麗に上がっています。
実はこの「パッと見て綺麗」が大切なんです。
バランスが悪いとどこか違うんですよね。
かぶりの検査は外周部を目視で回ります。
結果、一ラインの一部(1m区間程)上端筋の辺りが不足して
いると思われますので実際にスケールを当てて確認してもらうと、
やはり50~55mmしかありませんでした。
あと1cm程ですので、職人さんと一緒に押し込みまして終了。
かぶりはすべて合格です。
鉄筋の本数検査では、一部定着の不足している区間が
一ヶ所ありましたので、その場で手直しをして頂いて終了。
ホールダウンの取り付け確認で全て完了しました。
写真では分かり難いかも知れませんが、かぶりの見方を
少しだけご紹介しますね。





この写真にあります小さな矢印が見えますか?
型枠パネルと一番外側の鉄筋との隙間です。
赤い糸を張っていますのでそれを見てください。
この間にコンクリートが充填される事で、鉄筋が保護される
訳ですので有効寸法を取れていることが大切なのです。
ね、隙間が真直ぐに通っているでしょう?
ちなみにこのコーナーの向かって左側の様子が次の写真です。



赤いライン(糸)はパネルの表面に合わせています。
綺麗に鉄筋が一列に並んでいるのが分かりますか?
このラインも合格です。
ちなみに手前に立つ金色の棒は、ホールダウン金物ですね。
今回は基礎全部で21本でした。
それと、基礎の一番上で、くるっと周っている部分がありますね。
これはフックと言いまして、立ち上がり筋には頂部に必要です。
まだまだ他にチェックはいっぱいあるんですよ。
そのうちぼちぼちとご紹介しましょう。
なかなか基礎の配筋って、難しいでしょ。
次回は立ち上がり部の検査です。

  • URLをコピーしました!
目次