屋根裏(部屋)からの景色

今井町の家

この秋になってまだ行ってませんでした。
どこかと言いますと、紅葉です。
昨日、久しぶりに紅葉を撮りに行ってきました。
これが楽しかったので、本題の始まる前に2枚だけ・・・







現場の様子はフレームが建ち上がると建物の空間が一気に感じられます。
住まい手さんは登ってみてビックリする瞬間でもありますよね。


広さも、狭さも、高さも、低さも、明るさも、暗さもね。
1階から2階への高さや、2階の中でスキップがどの様になっているか。
そして各場所から周りの景色がどの様に見えるのかも。
土地を観にうかがうと、いろんな情報が目に入ります。
光の当たり方や風の抜け方向、周りの住まいからの視線、音(工場や動物)、
匂い(河川・動物・植物など)、そして視線の抜ける場所。
窓から見える景色って不思議ですよね。
閉じている内部空間から一部だけ窓と言う穴が開いている。
そこから見える景色は、切り取られた絵に見えるのは不思議です。
この住まいからどんな景色が見えるのか。
奈良にいるとどうしても感じていたいのが四方を囲まれている山でしょうか。
私は奈良に住んでいて、二上山と畝傍山、天の香具山そして耳成山を毎日
見ながら通勤しているので、この山のどれかが見えるだけですごく心が
落ち着きます。
ホントに奈良は好い所です。
実はこの住まいからも奈良の山が見えます。
そこは屋根裏収納(部屋)。
今井町は古い住宅の密集地ですので最初は見えないと思っていました。
既存建物が建っていたときはそれがほとんど確認できない状態だったので
見えることが分かって嬉しいやら。
この部屋から見えるのは、香具山です。




向こうに見える一番手前がその天の香具山ですね。
ここは特等席になりますでしょうかね。
建物内部もご紹介します。
吹き抜け下はこんな感じ。



明るいでしょう。
1階は水周りや車庫などがありますが、やはり暗い。。。
(今井町はそれが良いとのご指示でして…)



しかしながら、
庭に面した寝室は、明るくて気持ちよさげでしたよ。



写真で黒くなっているところは、柿渋+弁柄を塗っているところです。
しっかりと塗っていただきました。

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