茶室がスゴイ事になっている?

奈良町の家

この日曜日に住まい手さんと現地で打ち合わせを行いました。
大きな目的は中庭の計画について、造園家の方に今後の工程と
作業内容についての確認です。
また、茶室がかなり進んでいる事も見て頂きたいですし、
居住部分の内部仕上げの打ち合わせも同時に行いました。

新築部分。右奥が玄関の入り口です。




茶室へ行くには、古民家との間にある中庭の廊下から入ります。


縁側の杉天井が貼られています。
この廊下の天井高さは2m。もうかなり低い空間であることが
感じられます。




壁の仕上げはもちろん土壁で、右手が茶室になります。
この廊下に面して貴人口に障子も取り付けられます。
さあ、中に入ってみたいと思います。



天井は既に出来上がっています。
平天井の高さは平天井部分で1.8mしかありませんので
中を移動するときは頭をかがみ気味に歩きます。
そう考えると向こうに見える出入り口(貴人口)の高さが如何に
低いのかが分かりますでしょうか。
壁は下地のままですが、大工工事は大方のところ、ある程度
完成の目途が見えてきたようですね。
給仕口周りはまだ円形の壁程度ですが、この壁の向こうには
水屋がありまして、これもまた大工さんに制作して頂くので、
作業を後にするつもりなのではと思っています。
そうそう、
障子もそうですが、襖も吉野和紙を使って張ることになりました。
これもまた楽しみの一つですね。
掛け込み天井部分を見て頂きましょうか。



壁留の上に白竹が複雑に絡み合って構成されているのが分かりますね。
次の写真では小丸竹が藤蔓で巻かれているのが分かりますでしょうか。



細部に至って素晴らしい大工仕事で、まさに職人を感じます。
感動してしまいます。
今後は炉を取り付ける予定だとお聞きしました。

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