配筋検査2(かぶり)

                                        二階リビングの家
今日は朝から曇りがちですが、基礎コンクリート打ちの日。
かぶりの検査ですね。
前回、配筋検査を済ませはしましたが、今日コンクリートの
打設前にかぶりの検査をしておかないと…
という訳で、お昼前に現場へやってきました。
現場に到着したものの、現場は無人…

現場の様子




一通り建物外周部を回って確認します。
外部型枠と鉄筋との隙間を見て行きます。
下の写真を見れば、鋼製型枠と鉄筋までの距離が等間隔で
ずっと伸びているのが見えるでしょう。




一般にかぶり寸法とは、型枠面から鉄筋までの最小寸法を
言います。 一番狭い部分がかぶりなのです。
ぱっと見て合格ですね。
その後各通りを見て回ります。
どの通りも均一なかぶりが確保されており、OK。

一応上からスケールをあててみます。



見えにくいのでアップで




有効寸法は、60mmを越えています。
私の基礎に対する考え方は、高い耐久性を確保するために、
コンクリート強度の基準を24N+温度補正とし、水セメント比
を低くしています。
強くて粘性の高いコンクリートを使い、かぶりを確実に確保
する事で、少なくとも60年以上の耐久性を確保する目的で
設計しています。
もちろんスランプ値の確認や塩分試験と強度試験も行います。
これは安心への保険ですね。
最後に基礎端部の鉄筋組写真です。
いつ見てもこの視点はなにか不思議な空間ですね。



検査が終わったころに工務店さんが来られました。
OKですということを伝えて現場を去りました。
次は立ち上がりの検査になります。

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