まず初めに建物はかなり古いもので、当初は築120年程だと
お聞きしていましたが、どうも更にもう少し古いようでした。
敷地全体は、東の門屋が正面玄関で、ここから住まいへと
進入します。
門屋を潜り抜けたところ
とっても手入れされたアプローチですね。
昔は瓦屋さんだったとお聞きしました。
もう一つこの家にはとっても味わいある入口があります。
ここです
これイイでしょ!
南側の入口に木塀の門がありまして、そこまでの道もとっても
味わいがあります。
ここの道を手入れするととってもいい感じになりそうで・・・
やってみたいなぁ。
この木塀を潜ると、アプローチがまた好いんですよ。
左手は手入れされた庭がありまして。
建物のメインになるリビングからこの美しい庭を眺めて
coffeeを呑めればいいな、と思い計画しました。
玄関です。
玄関奥の通り土間の部分を応接間にリフォームされました。
今回は以前の通り土間へ戻します。
玄関から隣の和室を見たところ。
左手は庭、正面奥は床の間付きの和室です。
北側(応接間隣接)の和室。
奥は天井の低い物置です。
ここは一体のLDKに変更予定です。
反対の視線です。
計画ではこの辺りがキッチンで、正面奥がリビングになります。
なんか、物件紹介になってしまいましたね。
では、解体の様子を。
床板を撤去し、頼りない下地も撤去です。
ここに写っている範囲が、この住まいの昔からの部分。
私の立っている部分は近年に増築した部分になります。
ここが近年増築した部分です。
新しいはずの建物部分ですが、断熱材は一切ありません。
基礎も頼りなく、アンカーボルトもダメでした。
それより・・・
まだ全体を解体している訳ではありませんが、とっても
問題のある施工である事がこれからどんどん出てきます(笑)
玄関奥、通り土間を客室にリフォームした部分の床下。
フニャッと曲がっているのが25mm厚の断熱材。
断熱性も気密性も全く期待できないものでした。
次回から解体が済み、見えてきた建物の問題点など、
ご紹介したいと思います。
浅野勝義/奈の町