2階リビングの家
地盤改良(改良杭工事)を終え、今日は基礎の鉄筋の組み立てが
終わったということですので配筋検査になります。
現場に行ってみて、パッと見れば大体その出来上がりが分かります。
すっきり出来上がっていますね。
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/091119-1.jpg)
鉄筋数、コーナー処理、ホールダウン等、確認しますと
間違いなく配筋されていました。
しっかり出来ていてOKです。
ただ、型枠が入っていないので、かぶりの寸法が確認できま
せん。後日コンクリート打設までには確認させて頂きます。
事務所に近い現場はこれですから助かります。
ここは事務所から10分ほどで行けますので、いつでも確認が
出来るところが有難いです。
鉄筋が真っ直ぐ糸(墨出し線で黄色いライン)にぴったり
基礎の立ち上がりが揃っているのが分かりますでしょうか。
綺麗な仕事ですね。
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/091119-2.jpg)
杭が基礎底面にある場合のスラブ補強。
鉄筋が10センチピッチで入っています。
目が細かいです。 しかしこんなに要りますかね? (要るんです)
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/091119-3.jpg)
ホールダウン(黒で囲んでいる部分)の設置。
私はホールダウン金物のフック部分は必ず横筋に引っ掛ける様に
セットして頂くようにお話しします。
このセット時点は、コンクリートの打設前に設置するのがポイント。
よくある様ですが、スラブコンクリートを打設後、その上に置く
のは避けたいですね。
やっぱり横筋に引っ掛けるのを見ても引き抜きに強そうでしょ?
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/091119-4.jpg)
基礎下には湿気を防ぐために防湿シートを敷きこみます。
これがしっかり敷かれていれば基礎の中が乾燥します。
奈の町では防湿シートは縦方向と交差して横方向にも2重に
貼ってもらいます。
それは、1重ですと配筋の際、何か(鉄筋だけでなく足など)
で引っ掛けて開いてしまうんです。
その為の保険です。
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/091119-5.jpg)
基礎の下は、割栗が敷かれています。
栗石がベストですが、うちでは砕石を使って頂いてます。
以前、ご協力頂いた建設会社さんは、
「今まで再生クラッシャーのみで砕石を使うことが無いんです。」
とのことでしたが、奈の町の仕様はすべてこれで施工して
頂いているということで探して頂いたということもありました。
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/091119-6.jpg)
使用するコンクリートの強度や、気温の温度補正、そして
水セメント比、スランプ値についても指定がありますし、
ちゃんと打ち合わせの上使用します。
もちろんコンクリート強度の破壊検査も行います。
基礎工事は地面の中に入ってしまうので、興味が薄かったり
分かり辛かったりしますが、いい加減にされやすい部分でも
あります。
指定強度を取り間違えて打設するなんてこともあり得ますので
ちゃんと事前に確認することが必要ですね。
打設してからやり直しは出来ませんからご注意を。