今日は天気も良く、奈良の各所に出掛けてきました。
暖かい日差しを浴びながらゆっくりとした時間を感じてきました。
さて、25日の棟上げを前に、二回に渡る配筋検査がありましたので
その内容をご紹介します。
一回目はベースの鉄筋検査。
底板に敷き込む鉄筋から始まります。
全景はこんな感じ。
かぶりの様子はこんな感じで、寸法もクリアしています。
柱の引き抜きに対応するためのホールダウン金物は、
ちゃんとベース筋に引っ掛けられています。
私の検査はOKです。
さて、
検査の翌日にコンクリートの打設を行いました。
コンクリート強度については、設計基準強度が24N/mm2ですので
打設日から温度補正すると+6N で、30N/mm2を使います。
コンクリー強度試験は一週(7日)と四週(28日)を行い、
実際のコンクリート強度を確認します。
コンクリート存置期間後の立ち上がりの鉄筋検査の様子は
こんな感じ。
全景です。
この現場の場所、やっぱりすごい景色だと思いません?
(何度も言ってますよね)
立ち上がり部分のかぶりも一部手直しを伝え、確認を済ませました。
打設するとちょっと動くんですよね。
(あんなに重たい鉄筋もコンクリートの中で泳ぐのよね~)
さて、
次の写真ですが、型枠と型枠の間に鉄筋があるのが分かりますか?
そしてこの二枚の型枠の間を渡している かまぼこ板の様な板に
注目してください。
そこに何か棒が引っ掛けられていますね。
これはアンカーボルトです。
アンカーボルトは土台を基礎にしっかり押さえこんでおくことが目的で、
設置は立ち上がりのコンクリートの中に埋設します。
その方法はコンクリート打設前に設置すること。
打設してから差し込む行為はNGです。
この様に大変面倒ですが動かないように、また下がらないように
止める事が大切です。
ちなみにアンカーボルトの設置ピッチですが、奈の町では1M程度に
一ヶ所、また土台継ぎ手の両方に設置しています。
次回は棟上げです。
天気予報では晴れとのことですので楽しみです。