基礎工事が終わってから少し時間が空いていましたが、
現場は動いています。
(現地は変わってないんですけどね^^;)
現場は木材の加工が終わりました。
時間は少し逆行いたしますが大工さんの手刻みの様子を
少しご紹介します。
今回の現場は工務店さんを指名させて頂き、一社にて見積もり、
価格の交渉とともに工事契約を交わしました。
いつもいい住まいを建てて頂いている工務店さんですから
私から住まい手さんに同意を得てこの様にさせて頂きました。
しかも、「大工さんの指名あり」で。
既に腕前は知っているこの人にと決めた方でお願いしますと。
その大工さん
さて、…
建物の構造は設計者の行う計算も大切ですが、それだけでは
やっぱり不足なのです。
他に何が必要なのかと言いますと、
まず一つめは、素材のこだわりがありますよね。
吉野材と言うこだわりもその関連ですし、機械乾燥に頼らない
自然乾燥材を出来るだけ使うこともあります。
そして二つ目に大切なのはそれを細工する大工の技術も大きな
要素になります。
私たちが画く設計図でも加工する職方の技術が変われば仕上がり
は当然変わります。
全体をプロデュースした設計、それを構成する素材、これらを
どう生かせて職方が創るか。
三つが上手く重なるとイイ家になるんですよね。
3つの内、単独だけでは難しいんですよね。
ほら、この関係は建築だけに限らないでしょ?
その細工の一部をどうぞ。
住まい手さんご家族もこの刻みにご一緒しています。
これは単に見学と言うだけでなく、大工さんとの初対面でも
ありますし、出逢いでもあります。
我が家を任せる棟梁はどんな人か、知りたいでしょ?
現在は土台敷きを終えたところ。
コンクリート基礎の上に柱を立てる土台と言う木を敷きこみます。
ヒノキを使いますが、写真の赤く見えている棒?です。
赤くなっているのは防腐防蟻対策用に、柿渋と弁柄を塗っている
からで、見た目はちょっと不思議な色をしていますね。
明日から棟上げにとり掛かります。
木曜日は上棟式。
さて、どんな家が建ち上がりますか
お楽しみ。