基礎工事が終わってから少し時間が空いていましたが、
現場は動いています。
(現地は変わってないんですけどね^^;)
現場は木材の加工が終わりました。
時間は少し逆行いたしますが大工さんの手刻みの様子を
少しご紹介します。
今回の現場は工務店さんを指名させて頂き、一社にて見積もり、
価格の交渉とともに工事契約を交わしました。
いつもいい住まいを建てて頂いている工務店さんですから
私から住まい手さんに同意を得てこの様にさせて頂きました。
しかも、「大工さんの指名あり」で。
既に腕前は知っているこの人にと決めた方でお願いしますと。
その大工さん
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/IMG_5967s.jpg)
さて、…
建物の構造は設計者の行う計算も大切ですが、それだけでは
やっぱり不足なのです。
他に何が必要なのかと言いますと、
まず一つめは、素材のこだわりがありますよね。
吉野材と言うこだわりもその関連ですし、機械乾燥に頼らない
自然乾燥材を出来るだけ使うこともあります。
そして二つ目に大切なのはそれを細工する大工の技術も大きな
要素になります。
私たちが画く設計図でも加工する職方の技術が変われば仕上がり
は当然変わります。
全体をプロデュースした設計、それを構成する素材、これらを
どう生かせて職方が創るか。
三つが上手く重なるとイイ家になるんですよね。
3つの内、単独だけでは難しいんですよね。
ほら、この関係は建築だけに限らないでしょ?
その細工の一部をどうぞ。
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/IMG_5975s.jpg)
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/IMG_5985s.jpg)
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/IMG_5986s.jpg)
住まい手さんご家族もこの刻みにご一緒しています。
![](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/sumai/IMG_6002s.jpg)
これは単に見学と言うだけでなく、大工さんとの初対面でも
ありますし、出逢いでもあります。
我が家を任せる棟梁はどんな人か、知りたいでしょ?
現在は土台敷きを終えたところ。
コンクリート基礎の上に柱を立てる土台と言う木を敷きこみます。
ヒノキを使いますが、写真の赤く見えている棒?です。
赤くなっているのは防腐防蟻対策用に、柿渋と弁柄を塗っている
からで、見た目はちょっと不思議な色をしていますね。
明日から棟上げにとり掛かります。
木曜日は上棟式。
さて、どんな家が建ち上がりますか
お楽しみ。