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永平寺へ行ってきました

福井県へ行く機会がありましたので、禅寺で有名な曹洞宗大本山永平寺
へ行ってきました。

永平寺は永平寺は1244年に道元禅師によって開かれた座禅の修行道場で、
現在も200人以上の修行僧が修行を続けています。

永平寺は山の斜面をそのまま使って建物を建て、回廊または階段で
つながれています。

この永平寺に伺って初めに感じたものは、入口で靴を脱ぎ、靴袋を
持ったままこの回廊と建物を回るのです。
奈良のお寺にはない不思議な感覚でした。

写真は山門から中雀門に向かって撮ったもの


古杉が立ち並ぶ永平寺は、私が目を奪われるような大木が
そこらじゅうに立っていまして・・・

この木なんかは凄いと思いません? この根、なんですか?
石階段が木を避けてつくられています。

さて、永平寺の伽藍は七堂伽藍ということで、
山門から上へ中雀門、仏殿、法堂と斜面に向かって並んでいるのですが、
順に到達するには両脇に上り下りする回廊を使います。

写真の山門から見ると、左右の回廊に接して両脇の羽のように僧堂と庫院
がそびえています。
説明するには難しいのですね。

その回廊ですが、幅広の木製階段が結構上まで単調に続いています。
面白いのが両脇にある建具。

勾配なりに建具も歪んでいます。いわゆるひし形ですね。
二枚の引き違いがあるのですが、二枚とも下へ下がるじゃないですか。
でも下がらないように留ってるんですね。

しげしげ触ってきましたよ。

さて話はもとへ。
中雀門の上には本堂に当たる仏殿があります。

重厚な二層屋根と言いますか、上の大屋根の組み手はなんと言いますか・・・
中の空間もまた、天井の高さには圧巻です。

仏殿の上には最後の建物で法堂となります。
この場所からの景色は一枚の絵になる美しさでした。

法堂付近で見たこの箱に目を奪われました。
【護美箱】とは、素晴らしく的を得ています。
カタカナしか見ない私には十分ショックでした。

入った時は観光客の団体(あ、私もそのひとり)がいたのですが、
帰ろうと思った時には周りには人影が無くなっていました。

いつまで居たんだろう?

修行僧さんたちが作務を始められたので、帰途に着きました。

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