アトリエと共存する家
リフォームをしているお住いの話。
今まではアトリエとして使っていた建物に、住まいを共存させたいという
リフォーム案件としてこの計画は始まりました。
当時の建物は、空間的にゆったりとしたもので、使われていない場所を
うまく利用することでそこに住居部分を採れないか。
そんな計画で当初は進めてきました。
設計は順調に進んではきたものの、心の中にスッキリするものがない。
既存の空間を使ってはいるが、これで(この計画)よいものか・・・
これが住みやすい計画なのか・・・
計画打合せは大方終える所まで来ましたが、このまま設計を終えるには
自分的にどうしても納得できなくて、、、
とうとう、根本的に初めから計画をやり直してしまいました。
今の計画は、すごくスッキリとした計画。
空間もすごくいい感じ。
またこのプランにしたポイントとして、2階からの美しい景色も手に入れることが
出来ました。
というのは、今までの建物は地形の良さを全然利用してなくて。
何時も 「なんでこの利点を使わないのか?」 と思っていました。
その景色がこれ。
この窓からの景色、すごく見晴らしがよいと思いませんか。
正面は二山になっていませんが、あの二上山です。
朝起きるとまずこの景色を見て、一日が始まります。
早くその暮らし、始まるとイイですね。