別棟の解体が始まりました

nanomachi.co.ltd

以前ご紹介しました母屋(左手)と、解体予定の別棟(右手)

梅雨の季節がやってきました。

おまけにすでに暑いです。

事務所を一歩出ると夏を感じてしまいます。

車の中が暑い・・・。

 

 

さて、今回解体をする別棟は、元々母屋を建築するにあたり、

大工さんなどの職人方が工事期間中寝泊まりするために造られた

建物だそう。母屋を建てるために職人用の住まいを仮に建てるなんて

今でいうと宿泊できる現場事務所みたいなものでしょうか。

住宅でそれをするなんてねぇ。。。

(工事が終わっても解体しないのは何故だろうか?)

 

先日の日曜日(6/1)、工事のための事前準備と工事を終え、建築工事契約を

無事済ませていよいよ減築リフォームが始まりました。

 

nanomachi.co.ltd

 

現地では少し前から解体工事が進んでいます。

写真を見ていただくと、左手奥に解体中の建物が見えますね。

 

この建物は、工事中の建物と言いながらも、現在まで現存しており、

母屋の東南側に建っておりました。

実際は物置となっておりましたが、リフォームとしてこの一角に

浴室と洗面所を造って使われていました。

ただ、一度母屋から外部へ出て、段差を登り浴室へ入ると言う

生活で、ヒートショックや段差によるケガも考えられていましたので

ここは改修する必要があると、私だけでなく住まい手さんの息子さん

ご夫婦も当初から考えていました。

 

nanomachi.co.ltd

足場板が掛かっているところが洗面脱衣場。

右手にブロックのある部分が浴室ですね。

 

写真では洗面所から奥の建物が姿を消しています。

左に見えるドアの部分が土間でなのすが、ここは母屋と離れとの

間となる外部空間です。

構造も建物外部の屋根で雨をしのぐだけの空間です。

 

離れの解体とともにこの屋根もすっかり無くなりました。

 

nanomachi.co.ltd

 

別棟居住部分です。

床を残して上部がすっかり無くなり、青空が見えますね。

この建物との通路部分に面していた母屋の部屋は、この部分が

無くなったとたんとっても明るくなったそうです。

 

nanomachi.co.ltd

 

右手ブルーシートの中にこちらへ面した大きな開口部があります。

ここは日中でもとっても暗く照明が必要でした。

シートが掛かってはいますが、いますでにとっても明るくなっています。

 

私が打ち合わせを終えて帰る際にはこの床も無くなっていました。

 

この建物を撤去することで得られる明かりと解放感は大きいです。

今まで見れるにも拘らず、建物で見えなかった空間がこれです。

 

nanomachi.co.ltd

 

実際はもっと広がるパノラマの景色です。

リフォーム後は、今まで見ることのなかったこの景色を

楽しんでいただきたいと思います。

 

この建物の解体が終わると、いよいよ母屋の改修に取りかかります。

これもまた、大きく空間が変わります。

楽しみにしていてください。

 

 

浅野勝義/奈の町

 

 

 

  • URLをコピーしました!
目次