外構工事が完成しました

外構工事がほぼ完了しましたので、現地確認に伺いました。

実はこの現場の南側に使われていない広い空地がありました。
昔はテニスコートがあったとかで、かなり広い土地です。

当初は、太陽光パネルを置けばいいとか、
菜園にしようかなとか、
母屋の設計中もそんな話題が出てきたものでした。

実際、この場所は工事中リノベーション工事の現場事務所として、
職人用の駐車場や、資材置き場として使っていたわけですが、

今回、お孫さんたちが走り回って遊ぶことのできるように
するとともに、南側の庭と連続した空間として使おうと
外構計画が始まりました。

以前の庭。高い塀でこの庭と母屋が分離されています。

当初の庭はこんな感じで、一体となった敷地ではありますが、
母屋の周りに造られた塀に隔離されたスペースでした。

正面に見える塀を撤去して敷地全体を一体として使う目的ですが、
地盤の高さの差が50cmほどあります。

この段差も一体として取り込むことと、裏玄関として勝手口(棟)
を作るという事を考えました。

勝手口を開けると、レンジ講師の向こうにトネリコの葉が揺れて見えるようにデザインしています

勝手口は、自転車やバイク置き場としても機能しています。
建物自体は小さなスペースで、ここを経由して母屋へ入る
ことができるようにしました。

ここが勝手口玄関になります。
勝手口の入り口。格子を45度回転させた連子格子がアクセントです。

住まい手さんのご希望で、中庭では子供たちが思う存分走り
回れるように人工芝を張って欲しいとのこと。

もう一つ、私のこだわりとして提案させていただいたのが、
コンテナ(倉庫)の裏にあるソメイヨシノです。

この桜は、コンテナの裏側にあるというだけで、ほとんど
その存在が知られていませんでした。
まあ、見えなかっただけなんですけど。

今回コンテナを移動することで、ソメイヨシノをメインに
テラスを作って花見のできる場所を作りました。
そして、今年の春は花見ができたそうです。

ただ、残念なことに、この桜の幹ですが、太い幹の一部が
虫に食われていて、中がスカスカ状態になっていました。
この部分を切り落とせばなんとか・・・とは思いましたが。
あと何年、お花見ができることでしょうか。

ご主人との会話で、お孫さんが芝生の中を走り回っていると
お聞きし、母屋だけでなく、外構も関わらせて頂いて私は
とっても良かったと喜んでいます。

出会に感謝です。

浅野勝義/奈の町

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