地鎮祭も終え、今回は基礎工事に掛ります。
まず、地盤改良から。
現地の地盤調査の結果では、表層がかなり軟弱な層が占め、N値10以上を安定的に
確保できる場所は、建物全体において表層以下4.5M付近で固い支持層が確認できます。
よって改良杭を採用し、深さは現状地盤より4.5Mとしました。
杭工事の様子
改良材とポンプ車
改良材を使った杭から取り出した材料で作った試験体。
強度がしっかりとれているのか破壊検査するために採取します。
杭工事を終えて、今度は基礎工事に掛ります。
いつものことながら基礎の配筋の様子をご紹介します。
鉄筋のピッチについて、杭と開口部の補強筋を入れると殆ど10CMピッチになります。
見慣れているけれど、やっぱり細か-い‼
被りの部分はどうか。
その写真です。
真っ直ぐに通った上端筋。
十分な被りの空き寸法。
立ち上げ筋の上部にあるフックを見てください。 45度に捻られていて
被りの影響を最小限にしています。
(基礎コンクリートの立ち上がり幅は175mm以上)
ホールダウンもいつも通りベース筋に緊結です。
綺麗いに組まれた鉄筋は、見ていても綺麗。
全体はこんな風になっています。
どうですか、綺麗だと思いませんか?
中央部分は、人通口になっているので上端筋が切れていますね。
もちろん構造計算上、一番影響の少ない部分で採るとともに、しっかりと
開口補強もしています。
ベースへのコンクリート打設、そして立ち上がりのコンクリート打設を
終えて、型枠の養生期間中の様子です。
次回は上棟編となります。
実際に建物フレームが立ち上がると、建物は一気に大きく感じられます。
1階、続いて2階と組み上げられると、空間のイメージが住まい手自身の目で見て
感じられる機会です。
上棟式と合わせてご紹介します。
浅野勝義/奈の町