高齢の母と穏やかに暮らす家
ここの所、現場以外は事務所に籠りきりで作成しておりましたが
やっと、最終案としての3Dが出来ました。
本来データ入力時には計画のプランはほぼ決まっているので
それを素直に入力すればよいだけなのですが、
それがその・・・私の悪い癖で。
作成していく過程でいい案が出来ると設計変更をするので、
変更の内容をまとめてから再び作成に戻ると言う行き帰りの為に、
結構な時間が掛ってしまいました。
でもその分良いデザインと設計内容に変わってゆきますので
住まい手さんにとっては良い事ですよね。 しかし、設計図書を
作成する側はどんどん仕事が増えてしまいますので辛い所。
でも、辛くても変更します。(涙)
計画の骨子は模型の回でも説明させて頂いた通り、平家生活で
FIXする住まいです。
正面アプローチからの外観です。
オープン駐車場にすることで、閉鎖的なイメージから
開放的な雰囲気にしています。
そして駐車場の奥はプライベートの専用庭です。
住宅の外部と内部の共通点は、バリアフリーが基本。それと将来
必要になった際に車椅子の対応も考えた計画があります。
建物内の段差、手すり、スロープなどの配慮を行いました。
内部
リビング・ダイニング。 そして隣接する和室です。
和室との間は引き込みの障子で区切ることが出来るように
なっていますが、普段は上の様にオープンで使います。
中2階の個室です。
このカウンターは、様々な用途使えるように工夫して
設計しました。
また、この家の特長にもなっている大きな窓は、春この窓から
1面に広がる堤防の桜並木が一望できる場所に創りました。
ここからは大きな空も、二上山も目の前に広がる景色も
望むことが出来ます。
勿論、西日対策も考えて細工をしています。
完成しましたらその辺りもご紹介したいと思います。
GWからは実施設計図書の作成に移ります。
また、あの夜遅くまで事務所に籠る生活に戻るのですね。
夜食をつまみ過ぎて体重増加が心配・・・
浅野勝義/奈の町
2018/04/30