高齢の母と穏やかに暮らす家
炎天下の続く暑い日に現場では地盤改良工事を
行いました。
現地は現況建物の建て替え工事で、建築するための
許可が必要な場所ですので、先行して解体後に地盤調査を
することが出来ず、現況建物の周辺部にて地盤調査を
行いました。
そのデータを使って杭の設計をしたわけですが、やはり
建物直下のデータが欲しいために現場の解体を済ませた後
再度地盤調査を行いました。
結果は以前に行ったデータとほぼ同じ結果になりましたので
設計図通り計画地盤より5.5m~7.0mまでの深度を持つ
杭を打設する事となりました。
現地での立ち合いでは、侵入部の1点と、最深部を示す深さの
杭を打設する立ち合いを行いました。
重機のクローラーには最深部まで7mのロッドが取り付けられて
います。
ロッドを回転させるモーター部分がとっても高い位置にある事が
分かると思います。
ヘッドが一番下に見えていますね。
杭径は500mm。
杭の本数は24本を打設します。
これからヘッド部を沈めて行きます。
ヘッドが地面近くまで下がっている事が分かりますね。
この写真の部分は最深部のポイントではありませんが、
最深部のポイントでは、モーター部分の上に突き抜けている
約2m程のロッド部分も沈めて行くことになります。
全長が確認できる写真と比べてみると、とっても深い所まで
柱状改良の杭が打たれていることが確認できますね。
あと、今回の杭の底部は、調査によるN値30以上の支持層まで
打設する事になっており、クローラーのロッドへのトルクを見て
予定の場所に到達したことを確認して止めて頂くことを現場で
指示させて頂きました。
改良を終えた柱頭部の様子。
これからレベルで測量して、基礎底の高さに合わせて
フラットにコテで仕上げます。
次回は基礎の配筋検査になります。
浅野勝義/奈の町