奈良にUターン 両親と隣り合う快適な住まい
屋根仕舞はルーフィングまで終えていますね。
これで雨が降っても安心です。
外壁と下屋との取り合いです。
透湿防水紙が貼り終えていました。
外壁の軒裏近くにポツポツとウレタンの吹付が見えていますね。
これは梁と梁の接合する仕口部分に取り付けた羽子板ボルトの
外部側にウレタン吹付を吹き込んでいるのです。
羽子板ボルトが熱橋となり熱損失にならないための処理です。
一週間後
この上から外壁の耐力面材となるアミパネルを取り付け始めました。
ラチスに組んだ板材ですが、壁倍率4.0を確保できる優れもの。
一般的に構造用合板が使われることが多いのですが、構造用合板が
壁倍率2.5ですので如何に凄いか分かりますでしょうか。
奈の町の家は基本的に外部の下地はこれをメインに使用しています。
実はアミパネルの良さは壁倍率だけではありません。
構造用合板は壁内から外部への透湿性が悪く、壁内結露を起す可能性
がどうしても付きまといます。
しかしこのアミパネルのすごさは見てのとおり杉材で組んだ斜め格子
ですから湿気はイケイケ。
こんな材料を探していた私に、メーカーさんからのこの材料提案で
即決で採用に至りました。
(是非広く普及してほしいので自らPRしています)
この材料は3層になっており、パネル自体を張る事でそれ自体通気壁が
形成されますので胴縁を張る手間がいりません。
また、私の使うラスモルタル掻き落としの下地にそのまま使えます。
この上から防水紙、ラス、立骨、モルタル・・・と。
勿論、
サイディングもこの上から直に張ることが出来るらしい(サイディングは
殆ど使わないので未経験ですが)。
これがアミパネル。
国産杉で造られていてスケスケなので軽くて持ち運びも楽ちん。
右手の方に色がついているのは防腐防蟻剤を先に塗っています。
まず、計算上必要な耐力面材部分から張り上げていきます。
非耐力面はその後ですね。
外部面の下地が完了しましたら金物検査である中間検査になります。
(来週)
その後は外壁の壁内に断熱材を吹き込む作業へと移ります。
次回は中間検査の様子になりますでしょうか。
ではまた。
浅野勝義/奈の町