![それぞれの個性を大切にして家族が快適に暮らす家,](http://asanokatsuyoshi.com/wp-content/uploads/2019/12/tawaramoto05877.jpg)
それぞれの個性を大切にして家族が快適に暮らす家
田原本町の現場ですが、配筋検査を行いました。
配筋検査でチェックする項目は、
1.各部かぶり寸法の確認
2.ベースの鉄筋ピッチ
3.立ち上がりフーチング部分の上端筋・下端筋の鉄筋径と本数
4.開口補強部分及び杭頭部の補強筋
5.ホールダウンの確認
になります。
外部の基礎立ち上がり部におけるかぶりについては、建築基準法で40mm以上と
なっていますが、奈の町では最低寸法が50mm以上と決めています。
かぶり寸法は、直接基礎の耐久性に関係してきますので+10mmは大切です。
これも確保できているかどうかは現地に立って一目で分かります。
まず、通りを見て有効寸法が均等に組まれていますから。
問題ある基礎は、基礎幅の中で鉄筋がグネグネと踊っています。
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この写真で右半分が鋼製型枠です。
左下から鉄筋が真っ直ぐ通っているのが分かります。(上端主筋)
この現場でかぶりと言うのは、この鉄筋に引っかかる(フック)様に直立している
補強筋の外側からの寸法に当ります。
理由は型枠から鉄筋までの最小寸法がかぶりとなる為です。
実際に計測すると最小部分で50mm以上確保されていました。
他の通りも見てみます。
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これを見てもラインが通っているのが分かります。
かぶり寸法が一定である事が分かりますから1ヶ所確認すればOKです。
ただし、注意点があります。
上の写真の下方に2本、太いボルトが立っているが見えます。
これはホールダウンボルトといい、太い径です。
ホールダウンが主筋の外部側に立つという事は、この内側の寸法が
かぶりになります。
この太さの為、50mmをわずかに切っている部分が1ヶ所ありました。
手直しとしてこれを内側に取り付け直してもらっています。
立ち上がり部分の配筋検査も確認しました。
基礎梁(立ち上がり部分)の上下主筋の本数は、構造計算によって求められ、
部所ごとに本数が異なります。
これも全てOKでした。
ホールダウンの位置、本数も構造図通りでした。
これも全てOKです。
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最後に底板であるベース配筋を見ます。
写真はベース部配筋の拡大写真です。
ベースの鉄筋ピッチはD13で150mm。
この上に人通口部の前後1M範囲は、補強筋としてD10を間に1本追加
してもらいます。
見た感じ、75mmピッチの基礎配筋です。
現地では杭頭部の補強筋が入って無い事のでコンクリート打設までに
敷き込んで頂く様にして検査を終了しました。
後日、打設前の状況写真を頂きました。
杭頭の補強筋が入っており、見た感じ
ほぼ、基礎ベース全体に鉄筋が敷き込まれていることを確認しました。
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今回はこれで検査完了です。
浅野勝義/奈の町