それぞれの個性を大切にした家
現在設計中の住まいです。
こちらの敷地は北側・東側・南側の三方が6M道路、そして
敷地の形状がフラットでほぼ正方形に近いと言う、
とっても恵まれた土地です。
ですので採光・通風は抜群。敷地の広さも住宅を建てるには
十分の広さがあります。
こんな敷地に皆さんでしたらどの様に計画されるでしょうか?
一般的には南側を庭にして東西に長い住まいがセオリーですよね。
でも現地に行けば分かります。
南側道路の向かいには北向きの小規模な住宅の玄関が並んでおり、
もし南向きに庭を取る計画をすると、室内の中からでも向かいの
玄関の方と常に目を合わせることになるだろう。
また、道路東側の住まいは、建物が後退している事とこちら側に窓が
無い事が決め手で、東面を主面として庭にする計画になりました。
私的には、東向きの抜けた空間からうまく行けば三輪山が見える事も
少し期待しています。
この住まいが建つと、建物は近隣の建物とは明らかに違う方向を
向いているのが分かるはず。
これは、とっても不思議な感じがするかも。。。
と言う事で、完成が今から楽しみです。
玄関は当然北側になりますね。
あ、玄関へのルートは、将来車椅子への対応済みです。
室内の空間構成も、特徴があってとっても面白いですよ。
次回は3Dを少しご紹介します。
浅野勝義/奈の町
2019/08/10