それぞれの個性を大切にして家族が快適に暮らす家
現場に伺いますと、結構早い段階に階段が出来ていました。
と言いますのも、前回、階段下の通路部分の天井高さについて打合せをしており、
可能な限り天井の高さを確保したいと話していました。
その後、階段が出来ていましたので、嬉しい限りです。
階段の取り付けが遅い理由は、早い段階で架けると傷つけられるからだそうで、
いつもは大工工事の後半に掛けられることが多いのです。
階段が出来ていないと建築主が2階へ上がり難く、出来上がるまで上階を見ていない
事が多い。 梯子を上るのは女性では怖いですから。
これで安心して2階が見れますね。
段板の様子。
段板はヒノキの厚40mm。
いつもはシナべニアのヶ込み板をヒノキで造ってくれました。
節が全く無い板で、綺麗ですね。
玄関から見上げる階段です。
登る場所は玄関ではありませんが、玄関から連子格子越に階段が見える
様に設計しました。
いらっしゃい。 と言いながら2階から降りてくる。
そんなイメージ。
ま、出来てみないとイメージできませんよね。
完成しましたらこのショットもご紹介したいと思います。
2階ホールのフローリングです。
床に傷が着き難いように広葉樹のカバフローリングを敷きました。
ここはホールに広い学習用のデスクを創りましたので椅子を使います。
広葉樹フローリングはキャスター椅子対応です。
また、ここにはアップライトピアノも設置予定。
色合いも良く、節もありませんでしたのでホッとしています。
フローリングの継ぎ目に挟んでいるのは厚紙です。
この程度の厚さの紙を挟んでフローリングを張る訳ですが、それは板の乾燥等による
伸縮を吸収する逃げ代を見ています。
最後に外部の様子を。
前回の下地からモルタルの下塗りがされています。
しっかり乾燥させてから中塗りに進めます。
仕上の見本づくりも提案がありました。
3枚作ってくれたのですが、1枚は薄く、2枚はほぼ同じ色でやはり色が薄いと言う事で
もう少し濃い目のサンプルの作成を監督さんにお願いしました。
仕上の色と表情を合わせる原版があり、調合する左官屋さんがそれを見てから調合
するのですが、中々近づくのは難しい様ですね。
左官屋さん、頑張って調合をお願いします。
今回はここまで。
続きは次回にて
浅野勝義/奈の町