既存住宅現況検査技術者と、既存住宅現況調査技術者

インスペクションと言うのをご存知でしょうか?
既存住宅現況検査技術者が行うものです。

床下の様子

これは中古住宅等の不動産を購入時に、建物の情報や瑕疵を
あらかじめ売主・買主とも安心して取引が出来るように、専門家が
建物現況調査(インスペクション)をすることで、
これは売主、買主のどちらからでも依頼することが出来ます。

簡単に言いますと、
何所が傷んでないか、雨漏りはどうか、外壁等の割れなどないか。
買ってしまった後で重大な欠陥などはないのか。
その心配を解消するために、専門家が一定の書式に乗っ取って
調査しますと言う事です。

そもそもこの計画は、全国に急増する空き家の活用とリフォーム
による質の高い住宅への更新が目的なのです。

今の所、買い主は問題点をしっかりと把握しておかないと、後で
住んでからトラブルにならない様、また、内容によっては価格の
交渉にも使いやすいので、これを利用したいところですね。
この資格は、私の持つ住宅瑕疵担保責任保険協会や、建築士会等
で講習を受けて収得できていましたが、検査内容の違いや補助金の
対応などで出来る出来ないなどがありました。

そこで、この資格を統一するため、
今年春、国土交通省の告示により 一つの資格に統一されました。
それが、既存住宅現況調査技術者と言います。
(先日、私も講習を受けてきました)

どこが誓うの?
ってね思いますよね。

これ、文字の中の「検査」と「調査」が違うだけです(笑)

内容は・・・
全国統一資格とする事、調査内容に耐震診断を含める事が大きな
変更内容になっています。

昭和56年6月以後の新耐震基準を満たしているか。
これに関して調査をすることが増えたのです。
その建物に安全性が保たれているかは、買主にとって最も知りたい
情報ですからね。
そして、このインスペクション(既存住宅現況調査技術者)は、
奈の町で行うことが出来ます。
ご希望の方はどうぞ。
奈の町/浅野勝義

ps
なを、平成30年4月からの宅建業法の改正について、
宅建業者は、建物現況調査を行う検査事業者のあっせんの可否を
行う事になりました。
重要事項説明においても、インスペクションの結果を買主に対して
説明する義務があります。

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